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ccJPシンポジウムへ - ナチスのエニグマ暗号を解読するプロジェクト - パラダイス ナウはアップリンクにより日本で公開? - 電気用品安全法と、次の世代への文化の継承
2006.3.27 * ccJPシンポジウムへ
『誰でも簡単に使える著作権表示』の未来について考える 〜Creative Commons Japan の次なる発展と課題〜(一橋記念講堂 2006-03-27 主催:Creative Commons Japan 協力:国立情報学研究所)
一番興味深かったのは、JASRACの方のお話でした。
ccの取り組みと、JASRACが構築しているデータベースとはかなり似ている。
JASRACでは3年前に約款を変更し、著作権をJASRACに預ける上で、アーティストに分野ごとに選択してもらう形になった。
(例:音楽CDと楽譜なんかの出版とTV放送はJASRACにお任せ。インターネット配信は別の著作権管理団体or自分たちで行なうといった形でアーティストと契約)
ccは、分野ごとに分けておらず、全ての分野で同一の条件でライセンスする。
そのためJASRAC登録曲で、ccのライセンス下で配布することは困難で今後の課題。
私は、最初、JASRAC登録曲がcc下のライセンスになることは、絶対あり得ない話と思っていたのですが、JASRACの方から、ccについて、ここまで踏み込んだ話が出たことに新鮮な感動を覚えます。
誰かが概要なんかをテキストに起こしてアップしてくれるとは思うけど、もし誰もしなかったら、この部分は自分ができればしたいところです。
午後からの知的情報の流通と学術・文化の発展に向けてでは、語弊のある表現をすると、レッシグたんによる、MADムービー上映会でした。(ジャパニメーションものと、ブッシュ大統領をリピート系のムービーで嘲笑するものと、ブレア首相とブッシュ大統領がラブソングを歌うもの。歌詞と口パクがうまく合っていた)
メディア系の取材は、来てないのかと思ってたら、来てたんですね...
・JASRACなどとも友好関係を保ちつつ - CCJP主催シンポジウム開催(MYCOM PCweb 2006-03-27)
・ネット著作権が「危険な方向に走っている」──レッシグ教授(ITmedia 2006-03-27)
・インターネットは知的財産権の敵ではない、レッシグ教授(@IT 2006-03-28)
・ネット作品、利用条件明示 クリエイティブ・コモンズ(朝日新聞 2006-03-28)
2006.3.11 * ナチスのエニグマ暗号を解読するプロジェクト
M4 Message Breaking Project (貼り付けメモに書いて下さった方、ありがとうございます)
実際に1942年にEnigmaで暗号化された文章が、驚いたことに、まだ解読されていないままだという。
発端は、journal Cryptologia誌に1995年に送られたものから。
今まで多くの暗号解読プロジェクトがありましたが、このM4プロジェクトと、今までの暗号解読プロジェクトとの大きな違いは、暗号解読候補文(鍵を総当たり中に、毎回できる平文)を、本当に解読できたかどうか判定するために、自然言語処理でスコアリングしている点です。
もっとスマートなやり方はないのかとも思ってしまいますが、コンピュータ登場前の暗号だったからこそ、まだ解けないままとも言えるのでしょうか・・・
2006.3.10 * Paradise nowはアップリンクにより日本で公開?
アカデミー賞候補となったことで話題・物議をかもした、自爆テロを実行しようとするパレスチナの若者を描いた映画パラダイス ナウ (米配給のワーナー)。
ナブルス通信 「パレスチナ・ナビ」 編集員の方のblogで、「配給元は アップリンク」というお話が。
実際にアップリンクのBBSでの質問で、公開は年内予定と書かれてますね。
アップリンクって、どんな配給会社かと思えば...
...
こんな映画ばっかで、ビジネスとして成立してるとは驚きです(失礼)
ドキュメンタリーDVD販売に、あのキチガイJUNKマシンで何かを壊すSRLのDVDまで販売元となって販売されているとは...
SRLについては、WIREDの記事がありました。
・各地で締め出しを食うテクノ破壊パフォーマンス(HOTWIRED 2001-08-08)
2006.3.5 * 電気用品安全法と、次の世代への文化の継承
もう電気用品安全法の問題については、皆さん、うんざりしているのではないかと思う。
電気を使うという物品について、ただの消費財あるいは耐久消費財としてしか見ない人たちによる、文化を軽視し、死滅しても構わないという態度に。
これを決める時、彼らは、文化という側面から、ほんの少しでも考えなかったのだろうか。
過去の物については、PSE未認定であることを明記することで中古販売を可能にするなど、活路は、あったはず。
経済産業省の意図は、違うのかもしれないし、実際には中古業者を取り締まることは無いのかも知れないが、現実に、中古市場の混乱を招いてしまっています。
ビンテージの楽器はたたき売られるか海外へ輸出され、昔のゲーム機は街角で見かけなくなり、昔の文化に触れることはかなわなくなる。
国立国会図書館のゲームアーカイブは、大丈夫なんだろうか?
「旧式のハードやOS、アプリを入手するも」とのことだが、これから彼らは、どうやって入手するんだろう?
メーカーに無ければ、Yahoo!オークションで個人から買い取るんだろうか。
・電気用品安全法(PSE法)に対する署名のお願い (日本シンセサイザープログラマー協会)
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