東ティモールで、インドネシアからの分離独立運動が盛んになり、独立か自治かを問う住民による直接投票直後、インドネシア政府・軍の息のかかった民兵勢力に、東ティモール住民が虐殺されるという事件が起きていた時、常にFREE EAST TIMORという名前のチームが上位に来ていました。
このチームの参加者のメールアドレスの国ドメインはpt(ポルトガル)の方が多いです。
東ティモールの旧宗主国がポルトガルであるため(そして恐らくインドネシア・西ティモールの旧宗主国はオランダであるため)、ポルトガル人は、東ティモールに、特別な感情を抱いていることも見て取れます。
このように、色々な人々のメッセージが見れるのが面白いのでたまに見るのですが、今日気になったのは4位のTA Cube - RC5 = 415K US $ and 15years in jail?という方。
7月9日の日記にも記載した、ジョージア州の学校でd.netのクライアントを走らせて、15年の服役と415000$という法外な損害賠償を求められた人を助けようという運動です。
既にページも作られ、嘆願署名も募っています。
http://www.tacube.com/pages/mcowen.html
私も署名してきます。
州政府が要求するには、明らかに異常な額と求刑だ。
牛飼いはアメリカのタバコ会社じゃないんだぞ(笑)
2001.7.22
bwilson氏が、OGR(最短ゴロム定規)-24の再配布を検討中とメーリングリストで表明。
もっと早く、矢継ぎ早に再配布すれば、3ヵ月で終わるプロジェクトでした。
既に開始から1年以上たってしまいました。
同時に、OGR/RC5が終わった後、面白いプロジェクトが無いなら、UDやSetiに大規模なサポートを手放すとの考えを述べられています。(RSNの意味が判らなかったり、自信無いですが)
具体的にどうするお考えか、ちょっと判らないですが、分散処理が「目的」から「手段」に変わっていく時代の流れを感じます。
今、人々の関心を集めているのは癌・エイズ治療薬の開発等です。
しかしこれらのプロジェクトにはコンピューターだけでない別の分野の専門性が必要です。
d.netは、面白いプロジェクトを見出せるだろうか?
私も(凄く凄く微力ですが)できれば見つけるのを協力したい。
OGRは余所から継続したようなものでしたが、治療薬開発のような明確な判りやすさはありませんが、我々が死んでも、人類が生き残っている限り、形に残り利用され続ける、面白いプロジェクトだと思う。
2001.7.20
各種分散コンピューティングプロジェクトの紹介、Yahooに登録
99年5月に「デスクリムゾンリンク集」を,2001年5月に「牛の確率と電力費」を申請するも没。
登録されるのは5年1ヶ月ぶりです。
前に作っていたページは跡形もないですね。
2001.7.18
PS2Linux上で動くdistributed.netクライアント
PS2用に調整してコンパイルしたのは、d.net日本サポート大使jt氏。
最近余りお見かけできなくて少し寂しかったのですが、jt氏凄い(感涙)
久しぶりに興奮する出来事です。
RC5の性能はMMX Pentium166MHz弱,
OGRの性能はK6-2-233MHz弱かCeleron266MHz弱といった感じですね。
Linuxコミュニティーに何一つ協力していない(また今後もそれほど協力できそうにない)私が、品薄のPS2LinuxKitを入手すべき時期は、かなり後になるでしょうが...
United Devices、ネットワーク値のバグが修正された模様ですね。
2001.7.17
UD Agent、taskの送信数とは別に、ハードの性能と処理に費やした時間を加味したPointという概念があるのですが、これがいかがわしい。
メモリやHDDの容量,回線の速さ等、無関係なものも含めて性能評価しています。
また、時間を掛ければPointの値が伸びるので、d.net等他のclientソフトと同時に走らせば、d.netの結果+UDのPointUpと効率よく伸ばすこともできそうです。(推奨しているわけではありません/笑)
また、ネットワーク値(回線の速さ)の有名なバグも残ったままです。
ADSLになってLAN内のProxy経由してUDに繋ぐようになったのと、Agentが1.03f(2518)にバージョンアップするのがほぼ同じ日だったのですが、この日以降、ネットワーク値が異常に大きな数値に毎回なっています。
intelチームが送信数の割にPointが高いのもこれが原因ではと推測しています。
そのお陰で、Cele892,382MByte,10GHDDで、4時間かかるVEGFの解析に、以前なら40Point前後だったものが、165Point得られるように。
でもやっぱり嬉しくないよ...
PCパーツショップのDOS/VパラダイスのUD紹介記事で紹介されているwintop.exeお薦めです。
もしかしたらフリーウェアでもっと良いツールがあるのかも知れませんが...
CPUの占有率表示ツールなんですが、Win98付属のシステムモニタでは、ただ全体の占有率を表示するだけなんですが、wintop.exeは各プログラムごとの占有率を表示してくれるので、「閉じたはずのソフトが実は暴走してて、CPUパワー喰いまくってる」とかが判明できます。
私の不注意による操作ミスで、閉じたはずのFTP Explorerが、使用率99%でした。はは。
2001.7.16
今日もUDのTips試し書き。またUDですねぇ。タイトルは付けるとしたら、
United Devicesは日系企業!???
United Devices社に投資した企業
United Devices社に投資している二社の内の一社は、ソフトバンクベンチャーキャピタル社というソフトバンク系企業が投資してるんですね。
ベンチャーキャピタル(新興ベンチャー企業への投資を事業とする企業)の世界は、「10社に投資して、9社は駄目でも、1社が大成功を収めれば良い」なんて言われていました。
ネットバブルが崩壊するまでは。
この「大成功」とは、IPO(株式の市場への公開)により、株式の価格が暴騰することを言っていました。
現在はこのビジネスモデルは株式市場の低迷により、どうなのか難しいところですが...
United Devices社は株式会社です。多分...確認してないけど(ぉぃ
ソフトバンクベンチャーキャピタル社からの投資がどんな契約内容かは判りませんが、恐らくUD社への投資により、かなりのUD社の株式をソフトバンクベンチャーキャピタル社は受け取っていることだと思います。
株式会社は株主の物ということになっています。
ソフトバンクの代表である孫氏は日本国籍も取得し、内閣のIT戦略の諮問委員も務めていました。
なによりソフトバンク社の株式の87%は、日本人・日本企業が所有しています。
そのためUnited Devices社を日系企業と言うのにはかなり無理がありますが、日系企業がそれなりに出資している会社と言うことは出来そうですね。
具体的な例で見ますと、Yahoo社に近いようなものと捉えることが出来そうです。
アメリカでYahooが注目されかけた頃、ソフトバンクはYahoo社に確か1億ドル投資して話題を集めました。
当時は、「日本から最後のバブル長者がやってきた」とアメリカのマスコミに笑われたそうです。
ところが、ネットバブルが始まりかけた頃、アメリカYahoo株・日本Yahoo株は急進し、ソフトバンクはYahooの大株主であると言うことで注目を集め株価も上がりました。
Yahoo社とUnited Devices社への投資で違う点は、Yahoo社はソフトバンク事実上1社からの投資だったようですが、今回はOAK Investment partners社もUD社に投資しています。
UD社は2社からの投資額について、1300万ドルと記載するだけで細かな内訳は述べていませんが、UD社の上のリンク先ページの表示順位(ソフトバンク系企業が上でOAK社が下)から察すると、ソフトバンク系企業からの投資額の方が大きいと取れそうです。
UD社の大株主上位リスト等の情報は、UD社が株式公開企業でないこともあり、情報公開していないようです。
そのため推測するしかないのですが、恐らく設立者・設立者関連企業に次ぐ,又は場合によってはそれを上回る株数をソフトバンクベンチャーキャピタル社は持っていると思います。
ただ、これはもうよく聞く決まり文句なんですが、世界中から資金と資本を集め、世界中に資金と資本を投下するグローバル化した経済において、「**国企業の資本」という考えにこだわり過ぎるのは、ちょっと現実の経済とは、そぐわないですけどね。
....今回は色々(ソフトバンクベンチャーキャピタル社の資本構成とか)調べて無くて完成度低いですね。ただ株式公開企業でないため、ベンチャーキャピタル2社の投資比率,UD社の上位株主が判らない以上、なかなか迫れないのも事実。
話変わって、富士レビオの転換社債当たったよ。やたー。
ゼロクーポン(金利0%)とはOh,No
2001.7.15
United Devices、Intelチームの結果が急に倍増している。
SETI@HOMEの時にMicrosoftチームは、遅かったNT版のClientを勝手に改造したという疑惑がありました。
まさかスポンサーなのに自分達だけ改造Clientを使っているのか?>intel。と疑いたくなります(笑)
まだ未公開なβ版Clientを自分達だけ使ってたりするんだろうか・・・
intelだって自分達がスポンサーになって自分達が一位になる。
そんなワンマンショーに失笑を買いたくないだろう。
だから私はintelより上に立つためTeam 2chに入る。
2001.7.14
うちのプロバイダ(117net)は、ダイアルアップ接続ではPROXY強制だったんですが、フレッツADSL接続では直接生IPで外部と繋がる。
...普通、逆じゃないのか?(笑)
23時が近くなると、「あぁ、もうちょっとで繋げられるな」とか馬鹿なことを思ってしまっています。
まだリハビリ中。
2001.7.12
今日からADSL。
80Kbps出てるし、止まることも無いようだし良かった。
回線が速いと、マウスを動かす速度も速くなりますね。
大昔、2400→9600や9600→28800の時も、通信ソフトの終了手順とかが速くなってました(笑)。
2001.7.10
まいとう情報通信研究会: サルにも分かるRSA暗号
前々からじっくり読みたいと思っていたのですが、本日、法とモジュロからプリントアウトして読む。
d.netが長年やってるのは、公開鍵暗号のRSAじゃなくって、RSA暗号で有名なRSA社が賞金をかけた、共通鍵暗号のRC5で、d.netや参加者とは直接は関係無いんですけどね。
判りやすい。
文春新書なんて一般書籍で出してながら、狐につままれたまま読者を小馬鹿にして終わる、辻井重男氏(「暗号と情報社会」著者)よ、見習ってくれ。
あ、でもこの方、その辻井研究室で学んだんだ...
2001.7.9
来るべきADSLのために、LANカード2枚差しするも不具合発生。
ドライバ削除など色々試すが、最終的にはPCIバスに差すLANカードの場所を交換して不具合解消。
どうにも納得のいかない解決です。
Georgia Sues RC5 User For $415,000
RC5勝手に学校で走らせて415000$(5000万円ほど)の賠償請求と15年の服役を要求。ってひえ〜〜。
1秒毎にデータトラフィックが59セントって、どんな計算してるんだ。
nugget氏もfingerで一部追認。
TVA(というと、この前皇室の誰かもダム見に行ったニューディールで有名なテネシー川流域開発公社??)の従業員がSETI@homeで無駄に電力を消費してるというレポートがニュースになったり、米国のガソリン・燃料価格の高騰,夏場の電力需給の逼迫により、特にRC5は悪者になり易そう...
2001.7.8
今日もTipsページの練習というか試し書きやります。今回もUDです。
United Devices社内に設置されているwebカメラで、リアルタイムにUD社内を見てみよう
United Devices社には、distributed.net運営メンバーが何名かフルタイムで働いています。
distributed.netというのは、UD社設立(1999年)より前の1997年から分散コンピューティングで暗号(の強度の実証のためのコンテスト参加という形での)解読等を行っている、米政府から登録を受けた非営利団体です。
そのdistributed.netは2000年秋にUD社と提携し、d.netはUD社からハードウェアの提供を受け、d.net運営メンバーの何名かがUD社で働いているという状況です。
distributed.netでは、何故かWeb Cam(一日中カメラでのリアルタイムな映像をページ上に掲載し続ける仕組み)を入れている人が多いのですが、職場(UD社内)にもWeb Camを入れている人が何名かいます。
そんな人達が設置しているWeb Camから、UD社の中(と言っても、見れるのは御本人さんのデスク程度なんですが)を覗いてみましょう。
Nugget氏 - bovine氏 - dbaker氏(止まったまま??) - Leto氏
今日は日曜のため人がいませんが、普段はPCに向かって働いているところも見れます。
UDのサーバが止まってタスクの送受信が行えない時に、彼らがプリングルスのポテトを食べて、Dr.Pepper飲んでくつろいでるのを見ると、ちょっとむかつくかも知れません(笑)
2001.7.7
日本マクドナルドの株式公開。
大型株なんで、大量にはめ込まないといけないからか、色々なところで薦められるわけですが、どうなんだろうね。
これ以上の成長は見込めるかというと厳しいように見えます。海外への展開も(恐らく)見込めないでしょう。
今後50円に価格を抑えるとも言いますが、それで得られる客数増加はしれているように思います。
新株は将来への期待・成長性で買うわけですから、今が頂点に思える株を買うのはなぁ...PER(株価収益率)も30倍。
それより富士レビオのCB(転換社債)が欲しいけど、少なめだし、やっぱ取れないかな。
Yahoo!BBのメールはYahooメール,ページはgeocities
ようやく化けの皮がはがれてきた感じですね。
いくらBB会員は違うようになってても、金払ってこれはいや〜ん。
2001.7.6
分散コンピューティングに関して、Tips,コラム的なページも作れないかなぁ...と思いまして、その練習も兼ねてちょっと、ここで書いてみます。
6月にやったFLOPSの話もそうなんですけどね。
Team2chの処理能力を解き明かす。
United Devices社のCANCER Researchプロジェクト。
Intelがスポンサーになってる白血病治療薬探しと言うほうが通りがいいですかね。
このプロジェクトでダントツの一位は日本の大規模匿名掲示板群2ch。
参加者は7月5日時点で7,940名。間違いなく日本最大の分散コンピューティングコミュニティーです。
世界で見ても、人数ベースでは、これ以上のチームは、SETI@homeに11000名のチームが1チーム確認できるだけです。
今まで処理能力については、とかくプロジェクト全体の数字が語られてきましたが、プロジェクト全体ではなく、プロジェクト参加トップチーム「Team 2ch」の処理能力は、一体どれ程の物なのでしょうか?
私の頭でできる算数レベルで、大変おおざっぱに迫ってみます。
私のCeleron892.5MHz(メモリ384MByte)では、VEGFの処理に3:47:51,SODの処理に6:04:22かかります(実測平均)。
両方の単純平均は4:56:06。共に半々程度来てるので、他の人もそうだと勝手に想定し、これを1resultとします。
なんか初手から凄くいい加減な感じがしますね。
6/27〜7/5までのTeam2chの平均Resultsは宿題7111.8888個/日 (ラウンジにおけるスレッド参照)
Pentium3-1.2GHz程度で大体1GFLOPS(1秒間に10億回の浮動小数点演算性能)とのことです。(6月13日の「FLOPSの謎」参照)
キャッシュメモリの量等、Pentium3とCeleronとの単純比較は困難ですが、上の実測処理中にも他のアプリが動いてて、実際はもうちょっと速いということで、丼勘定でこのまま単純に周波数の違いだけで、Cele892機のFLOPSを計算してみます。
Celeron892機の1日の処理能力は、
24:00:00 ÷ 4:56:06 = 4.86宿題/日
Team2chは1日平均7111.8888個宿題を処理するので、
7111.8888 ÷ 4.86 = Team2chはCeleron892機1463.3516台分の能力
Celeron892機は0.743GFLOPSの能力だから、
1463.3516 x 0.743 = 1087.2702388GFLOPS = 1.087TFLOPS
かなり乱暴な計算ですがTeam2chの処理能力は、1TFLOPS(1秒間に1兆回の浮動小数点演算性能)強です。
これはスーパーコンピューターTop500 2001年6月版で、10位台後半〜20位台前半にランクされる位置にいます。
ちなみに世界最速は12.3TFLOPS。世界2位は3.8TFLOPS程度ですから、かなりの物です。
両方とも米政府所有,IBM制作で、前者は核爆発と核兵器劣化シミュレーション,後者は自動車の内燃機関シミュレーションが主な利用用途です。
ひろゆき氏の「えへえへ( ̄ー ̄)ニヤリッ」が聞こえてきそうです。
2001.7.5
今、Folding@Homeに力を入れております。
しかし、proxy対応の予定もないようですと、うちの環境からでは、参加するのは常時接続が来るまでになりそう...
Folding@homeへのいざないなんてページ作ってて、自分はやめるのか...
ADSL、「どうなるか判らない品質保証できないんだけど、それでもやるならOKですよ。」と言うことなので、やることにしました。
7月4日の続きですが、どうせだったらTeam2chも取り上げて欲しかった。
メンバー数7000人ってのは、UDに限らず、色々な一般参加型分散コンピューティングプロジェクトの中でも、世界屈指の分散処理コミュニティーだと思います。(恐らくこれより上はSETI@homeにある11000人のTeam1つだけだと思う)
ネット上のコミュニティーは、みんなでそうそう直接集まったりしないから、TVの絵的に取り上げにくいとは思いますが、こういう形でのコミュニティーが参加者のかなりを占めているのが事実ですからねぇ...
2001.7.4
昨日のクローズアップ現代に出てた、HIV感染者でFightAIDS@Home入れていたサンディエゴのビル・コックさん(42)。
この方、2001年4月14日の朝日新聞朝刊「数万台つなげばスパコン並み 家庭のパソコン 連結は力」で、インタビュー受けてた人と同じ人です。
運営するEntropia社から同じ人を紹介されたんだろうか?
番組冒頭で制服を来た日本の学生さん達がPCに向かっていた場面がありました。
あれは、こちらのリンク先にも少し記載されているように、国士舘中学高等学校の学生さんのようですね。
こちらも以前、新聞記事でこちらの学校のSETI@homeグループが取り上げられたのを拝見したことがあります。
私が取っているのは地方紙(神戸新聞)ですから、東京の学校を取材することはまず無いように思います。
その記事は共同通信等の通信社が書いたのだと思います。
国士舘中学高校学校の学生さんへもビル・コックさんへの取材も、朝日新聞・通信社の記事を見てインタビューしようと思ったんでしょうねぇ...参加者はたくさんいらっしゃるのに、新聞記事見て、その同じ人にインタビューするってジャーナリストとしては安易に感じるのですが、仕事でやる以上、時間はかけられず、そんな物なのでしょうか。
2001.7.3 PM11:00
では、お昼の予想を採点してみましょう。
>「医薬分野で先行する米国の更なる戦略,立ち後れる日本」という感じの、国単位の視点で見るのには少し違和感。
医薬分野というより、スーパーコンピューターで日本に負けかけてる米国のPC利用逆転策という感じでしたね。
米政府が分散コンピューティングを推進する話は、私は初めて聞きました。
実際、渋滞予測という、比較的しょぼい計画でしたね。
「渋滞予測がしょぼい計画」というのには反論もあるかと思います。
しかし、米国は2000年6月に、未だ世界最速の座を維持している12.3TFLOPSのIBMのスーパーコンピューター「ASCIホワイト」を、ローレンス・リバモア国立研究所が購入しています。
ASCIホワイトの主な利用用途は、核爆発実験と核兵器の劣化シミュレーションです。
米国政府は、核爆発・核兵器劣化シミュレーションのプログラムを一般に配布して、「みんな計算手伝ってくれ」と言えるかというと、機密維持のため、そんなことはできないでしょう。
だから彼らは渋滞予測。
まだクライアントソフトのリリースなんてレベルじゃなかったし、なんか力入れてない感じがします...それにリアルタイム処理が必要なので分散処理には向かないような...それを「米国政府からの脅威」と捉えるのには違和感がありますが、今後たんぱく質分析用等でスーパーコンピューター(あるいはそれ並の計算能力)はどんどん必要になります。
そういう面で、スパコン x 分散コンピューティングという捉え方は良かったと思います。
「米国からの脅威」なら、米国が家庭のコンピューターパワーを手に入れて、スパコン重視の日本との差が生じるという懸念は、今のところ私も持っています。
しかしそれは、「個人文化:パソコン」の中から発生したアメリカ文化の物と、「企業(あるいは集団が帰属する場所)文化:スパコン」の中から発生した日本文化の物との差から生じる脅威であって、米国政府がどうたらこうたらというのとは違うと私は捉えています。
これは私が、米国政府に恥をかかせることを専ら専門にしていたdistributed.net歴が長いからかな?(笑)
(distributed.netは、米国政府の暗号規制が時代遅れであることを証明するため、標準的な暗号DES-56bit長をEFFと共同で22時間で解いたりしました。)
(運営側の)セキュリティの問題などをちゃんと取り上げていたのは良かったです。
ですが欲を言いますと、破綻したDistributed Science社の問題を取り上げて欲しかったです。Popular Powerではなく。
セキュリティについては語られましたが、破綻企業については、Popular Powerすら取り上げてなくて残念。
「事実上SETI@homeから始まりました」という表現
「いち早く取り入れた」でしたね。牛飼いの皆様も許容範囲?(笑)
United Devices社内が写りましたが、Bovine氏のデスクが写らなかったのは残念。Nugget氏のデスクは特徴が無くて、写ってても判らない...
日本での取り組みは翻訳が行われている程度ってのは確かにその通りですが、「素因数分解プロジェクト」にも触れて欲しかったです。
各地でゲリラ的に,あるいはパブリックに行われている翻訳の件には触れず、参加者の多さに触れる。
確かに、こちらに触れるほうが妥当ですね。
やはりと言うべきか日本でのプロジェクトは行われていないと断言。
米国ほど大規模な物は行われていないことは、残念ながら事実ですしね...
日本でも企業内での分散処理への取り組みについて初めて見ることができたのは嬉しい。
一切言わなかったよ〜〜〜(笑)大外れ。
あくまで家庭のパソコンでの取り組みでしたね。
2001.7.3
NHKクローズアップ現代「眠れるパソコンを呼び起こせ」見ました。 「医薬分野で先行する米国の更なる戦略,立ち後れる日本」という感じの、国単位の視点で見るのには少し違和感。 と言うのも、今の一般参加型商用分散処理は、産業として成り立つか否かまだ危うい状況と言えます。 破綻続きで、Webパフォーマンス調査以外の仕事が来るのかという疑問すら感じてしまいます。
もちろんメディアには早めに警鐘を鳴らす役目があります。
(運営側の)セキュリティの問題などをちゃんと取り上げていたのは良かったです。
牛飼い(distributed.netのプロジェクト参加者)には、この分散コンピューティングが「事実上SETI@homeから始まりました」という表現には、納得いかないものがあるというところでしょうか?(笑)
日本での取り組みは翻訳が行われている程度ってのは確かにその通りですが、「素因数分解プロジェクト」にも触れて欲しかったです。
日本でも企業内での分散処理への取り組みについて初めて見ることができたのは嬉しい。やはり行われているんですね。
なにはともあれ、日本のマスコミ、NHKが30分割いて、分散コンピューティングのドキュメント番組を作ってくれたことは大きな進歩であったと思います。 |
2001.7.2
Dual400x2→552x2,L2Off,53℃でクロックダウン,47℃でクロックアップ設定で、RC5-64(2^64の共通鍵暗号を総当たりで解読)プロジェクトに投入していたのですが、朝の5時〜7時に、数分単位で上がったり下がったりするだけで、後は常にクロックダウン(400Mhz)。
L2On 400MhzDualに固定して、OGR(最短ゴロム定規)に回そう。
春〜夏でどんどん脱落艦が出ています(苦笑)
2001.7.1
「日本を文化芸術大国にしよう。」
という公明党の1面広告が新聞に掲載されていました。
恐らく色んな全国紙にも掲載されているんだと思います。
広告の下に賛同者の文化人達の名前がずらずらと記載されているんですが、これじゃあこの文化人達、創価学会員だと思われますよ(笑)
実際そうなのか?>市川崑,立松和平,林家こん平,堀江謙一,渡瀬悠宇
と、政党、ましてや特定宗教が絡む政党...要は創価学会の公明党では、色々と名の通った文化人を並べて参院選意識の意見広告・政策提案を出しても、見てる方は、「この文化人がこの考え方を支持している」という認識より、
「ぉぃぉぃ、ぁぃっ学会員なのか!?」
という目で見てしまうので、余り効果無いと思うのですが...