やはりAthlonでは100Wを余裕で越えますね。
液晶だから160Wで済んでいますが、ブラウン管付けてたら200W越えてるケースも多そうです。
しかし、これでも我がメイン機Cele892.5よりも、RC5処理コスト的には割安なのには驚き。
2001.8.27
d.netが昔からやってるRC5-64の日本からの参加チームでは、トップチーム上位4つは、コンピューターの(一般の人はちょっと使わない)OSのユーザーチームです。
ところが、今年の春大々的に始まったUDでは、Team 2chが世界トップです。
Team 2chは、大規模匿名掲示板群2ちゃんねるのチームです。
白血病解析 Team2ch 板別順位
1位はPC自作板,2位はLeaf&Key(PCで人気のある家庭用ゲーム機にも移植されるエロゲーム)板と、上位は、趣味でPCを主体的に使う方々で予想が付きやすいのですが、5位にSMAP板,10位にジャニーズJr板,11位にやおい(男性同士の恋愛をテーマにした女性向け漫画・小説作品)板が入っています。
一般の、普通にコンピューター以外の趣味をもたれている方(恐らく女性)が多数参加されています。
今まででは考えられないですね(笑)
1位のPC自作板と5位のSMAP板との1日の処理能力の差は約5倍あります。
これを大きいと捉えるか小さいと捉えるかは人それぞれですが、SMAP板だけをUD参加全17415チームのランキングに当てはめてみると250位〜260位に。
SMAP・ジャニーズJr・Kinki Kids・V6・TOKIOを併せると、PC自作板との差は2.5倍,世界ランク125位〜130位に位置します。
時代の流れを感じます。
UDのプロジェクトが一年で終了した時、この参加されていた方々はどうされるんだろう?
他のプロジェクト,UDの新しいプロジェクトに移ってくれるのかな...
昔、2chのイベント企画板が出来た当初、誰かがそこで、
「まるで、でかい学校の学園祭みたいだな。色んな所で色んな事をやってる」
と書かれた方がいて、なるほどなと思いました。
板別順位を見ても少し垣間見れるように、多用な人々を惹きつけ1つの小さな社会と呼べるかもしれないものになった2ch。
現実の社会と同様というかそれ以上に問題も多いが、転送量の増大で存続の危機に立ち、規模縮小させるには余りに惜しいです。
現在UD上位板で言うと、Leaf&Key板,鉄道板,CCさくら板,モー娘板,SMAP他ジャニーズ板には既に繋がりません。
2001.8.26
骨髄バンクに登録してから1ヶ月。
確認の書類と会報誌が送られてきただけで、適合したとの連絡は無し。
今待ってる人とは適合しなかったのかな....となるとこれから、新しく患者登録された方とのみ適合チェックされるわけだから、当たる確率は低そう...
もし当たった時、モチベーションが下がっていなければ良いのですが...ってd.netとかのプロジェクトと同列で語るなよ。
UDを始めて以来、白血病自身に興味を持ち好奇心からと、患者さんのページを見ていて、その方の人間性にとても惹かれ、その方のためになれればと、登録。
まぁ、確率から考えれば、めちゃくちゃ低いのですが(笑)
2001.8.25
各種分散コンピューティングプロジェクトの紹介の矛盾点。
海外のInternet-based Distributed Computing Projectsにリンクされたことが発端となり5月から更新してきました。
もの凄く好きで尊敬していたサイトだったので、あそこからリンクされて凄く嬉しかったと同時に、あの程度の内容では申し訳ないという意識を持ちました。
それが更新の原動力になっていました。
その後、日本でのインターネット社会一般でのUDへの取り組みの盛り上がりを深く知り、他のプロジェクトへの道しるべになれればと更新を続けてきました。
まだ、アメリカのInternet-based Distributed Computing Projects,ドイツのRechenkraftには及ばないですが、更に力を入れていきたい所存です。
しかし、このページは矛盾点を多く含んでいます。
まず、こういったプロジェクトに参加する方で順位競争を楽しんだりしますと、どうしても「一つのプロジェクトをより深く」という方向になります。
手広く紹介する情報というのは必要性は余り高く無いのやもしれません。
ただ、必要性が0だとは思わないので、やっていきたいと思います。
次に、最大の矛盾点として、紹介先(リンク先)のページは、まぁほぼ全て英語で、怪しい翻訳・たどたどしい日本語でいくら私が書いても、結局、膨大な英語と格闘することになります。
矛盾点を解消するために、多数のプロジェクトのインストール方法・プロジェクトの解説・FAQの翻訳、それに分散コンピューティング自体の解説などを進めないと駄目ですね。
新規のプロジェクトは、そう毎日毎日立ち上がるわけでもないので、今後(というか既に)、新規プロジェクトの掲載は緩やかなペースになることと思います。
その分、プロジェクトの解説に力を入れていくべきですね。
2001.8.24
ブロードバンドタイプの分散コンピューティング運営企業DataSynapseでは、電子マネーfloozを参加者に支払っていたのですが、floozが事実上倒産,換金停止に。
支払は今後どうなるか不明。
社会が必要としているか、まだ怪しげ(笑)なニッチな分散コンピューティング運営企業より、インターネット社会で必要であることに疑いはないだろう電子マネー運営企業が先に死に絶えるとは(笑)
・オンライン・キャッシュが「紙くず」になる日(Wired 2001.8.21)
広告にウーピー・ゴールドバーグを起用してたのかfloozは。
高そう。いかにもITバブルな匂いがしますね。
この記事をぼーっと見てた時、「あ、そういえばドリム(SEGAのDreamcastでのオンラインゲームプレイ用通貨)ってどうなってんだろ。2年近く前に入れたまま使わず、いくら入ったままなのかも忘れちまったや〜」なんて思ってたけど、floozって書いてある時点で気付けよ、俺の馬鹿。
今までページを見て頂けた方がもしいらっしゃるなら判るかと思いますが、私は、Wiredの記事が凄く好きです。
潰れないよう、バナークリックしまふ。
2001.8.23
Parabonが色々と頑張っている模様。
米国地質調査局の野生生物健康センターからの依頼で、西ナイルウイルス(近年アメリカで大騒ぎになってる蚊を媒介に感染する病気)の、未来の発生を予測するモデルの構築をやるらしい。
受注したわけではなく、ボランティアでのようですが。
もう1つParabonで、カナダのQueens大学母校協会が、ParabonのCompute Against Cancer(癌治療薬探し&副作用緩和シミュレーション)に、大量のオフィスと学生のコンピューターで、プロジェクトを走らせることを表明。
少し前に、アメリカの結腸ガン同盟から、Parabonは資金援助を受けていましたが、お金ではなくコンピューター資源の提供という新しい形のスポンサードですね。
これらは全て登録者向けメールマガジンからの情報。
プロジェクト走らせられなくても、各プロジェクトのメールマガジンは探して受け取るようにしなくては。
まともに受け取ってるのは、これだけです(汗)
2001.8.21
NHK、クローズアップ現代 その後
例の7月3日に放送された「眠れるパソコンを呼び起こせ」についてのページなんですが、放送後、ページで各種情報をフォローしています。
素晴らしい。
2001.8.20
「2400万時間かかる」と、UD開始時には言われていました。
この「2400万時間」が、どの程度のコンピューターによるものかがはっきりしておらず、謎が深まっていました。
しかし、この2400万時間の処理時間は、2億5000万個の分子(250万result)を前提にした計算時間のようですから、
2001.8.18
UDのプロジェクト運営方針はどのようなものなのか。 延長の可能性・今後は
UDのプロジェクト参加者は、現在53万人程。
この1ヶ月では、1割弱程しか増えていないようです。
当初見込んでいた、数百万人という参加者には、そうすぐには届きそうにないです。
元々、「SETIが300万人だから、社会のためになるUDなら数百万人」という考え方に甘さがあったように思います。
プロジェクト側としては、実際に数百万人集まらなくても、希望というか夢を述べていただけなのかも知れませんが。
(かなり楽観的過ぎた)予想通りの計算力を集められなかったUD。
ではプロジェクト運営はどうなるのでしょう?推測してみましょう。
UD社と、オックスフォード大,Intel,アメリカ国立癌研究財団との契約内容の詳細は不明ですが、何かと1年と記載していることから1年間計算する契約で、計算量に応じた算定方式をベースに支払金額を決定し、スポンサーのintelが大部分を支払うのではないかと思われます。
今やっているのは、癌・白血病の原因となる蛋白質の機能を塞ぐ可能性のある物質探しを虱潰しにやっています。
候補となる分子のデータベースは最初2億5000万個用意したものの、「ほんの一部でしかない」(CNET 4月3日)と、後から追加することも想定しているようです。
2億5000万の分子個数とは、どの程度のresult(解析結果送信数)なのでしょうか?
参加者には分子100個分のパッケージ(ZDNET 4月4日)が送られるとのことですから250万result。
8/18時点で処理済みなのは、3814万4598result。
SODとVEGFとRASを検証のため3人に同一の分子を解析させきったとしても、2250万result。
どうも計算が合いませんね。
と思いきや、オックスフォード側は35億個の分子を使い始める見込みと5月2日に表明。
分子個数が35億個なら、3500万result。3814万resultなら、一つの蛋白質をようやく1度解析し終えた程度の処理実績ですね。
実際SOD蛋白質が終わった後、VEGF蛋白質が登場し、その後、またSOD蛋白質が登場したことがあります。これは、追加分の分子データベースからのデータだったのでしょう。
14倍に増えた検証する分子個数。しかし、8月に入ってから、RAS蛋白質とTyrosin Kinase蛋白質が配布されると同時に、SOD・VEGFの配布はストップしてしまったようです。
初期の14倍を処理できたのでしょうか?
先程も述べたように、3814万resultでは、蛋白質1つ分+αな解析結果です。
また、2つのターゲット蛋白質への候補となる分子が同時に弾切れを起こすことは考えにくいです。
プロジェクト開始から丁度4ヶ月でのターゲット蛋白質入替のようですから、恐らく、もうこの程度でSODとVEGFにはケリを付けて、次のターゲット蛋白質に、プロジェクトを移行させたのでしょう。
この姿勢から、確実に、プロジェクトを1年で終わらせるつもりのようです。
1年後、終了した時、どうなるのでしょうか?
Intelは今後はパーキンソン病や糖尿病の治療薬研究を行う可能性について語っている(ZDNet 4月9日)ことから、これらの治療薬開発に繋がる分子の発見を行うのでは無いでしょうか。
ただintelはタダのスポンサー。言葉は悪いですが、人気取りでやっています。
もし人々が、現行の癌・白血病治療薬検証プロジェクトの続行を望む声が大きくなれば、これが続く可能性もあるように思います。
SETI@homeは2年の計画でしたが、予想以上の参加者により、スポンサーの理解も得られ、現在も続けています。
2001.8.17
デスクリ仲間とのオフ会でした。
今年、最も楽しい1日でした。
幹事として苦労されたコンバット老人さんに最大限の感謝。
と、同時に、今年は去年以上に、何も協力できず、最後の最後になって遅れて参加表明する自分の姿勢を恥じています。
2001.8.14
bovineの母親は日系!?
日本人ぽい名前では無いので、顔だけでの判断では、日本以外のアジア系かも知れません。
ですが、部屋の中に、多少強引に日本の文化(だと思う)的な物を詰め込もうとしている行動様式が、人種の坩堝であるアメリカで、意識的に維持しなければ消えてしまう自らのルーツをあえて守ろう(意識しよう)とする、アメリカの日系人特有のもののような。
2001.8.13
「輝く季節へ」というプレイステーション用のゲームをやりました。
ゲームをやるのは久しぶりです。
確か昔、デスクリムゾン関連で買ったのか、Quick Japan誌に、盲目,口がきけない,知的障害のあるキャラが出る「負のギャルゲー」がPSに。という紹介記事があって前々から気になっていたのですが、ようやく購入。
知的障害があると思しき子の話を進めてみたのですが、見てていたたまれない感覚を抱かせる日常の展開が強く心に残りました。こんなゲームが出てくることにも驚きました。
ギャルゲーに興味がない方も、一度やってみてはいかがでしょう。
2001.8.12
8月10日の日経新聞朝刊の、分散コンピューティングに関する囲み(特集)記事で、高エネルギー加速器研究機構・産業技術総合研究所・東工大(Ninfとかいうプロジェクト!??)の3団体が、スイスに2004年完成の加速器の実験データを、分散コンピューティング方式で解析する計画が記載されています。
しかし、データは専用線で送受信。
一般の参加は望めそうにないですね。
3年先のことを考えて計画しているのが、日本の公的研究機関という感じですね。
Folding@homeはCosmのキット使って、確かWiredの記事では数週間で準備したと言います。
UD社は(恐らく1999春のSETI@homeの爆発的成功を見て)1999年12月に設立し、2000年秋にはβ版を公開していました。
これを見ても思うのですが、政府・政府に近い日の当たる公的学術機関と、一般参加型分散コンピューティングは、相容れないものがあるような気が...
2001.8.11
Happy distributed computing!
UDのEdwards氏のsignature。
世界中の牛飼いがよく使う「Happy Cracking!」を真似たのだろうか。
長いよ,語呂悪いよ(笑)
2001.8.10
世界中の分散コンピューティングのページをプロジェクト,情報サイト,参加チームと、色々と見て行っているのですが、昔から1つ疑問に思っていることがあります。
それは、バナー広告が無い。
フリーページで強制されているのを除けば1度も見たことが無いような気がします。
最優先の目的があるため、別の目的(自分のために小銭を稼ぐ)が疎かになっていたり,ネットワーク接続歴が長い人が(今までは)多くこの手のプロジェクトに関わるため、広告を入れて自分のために小銭を稼ぐことに嫌悪感を感じる人が多いのかとも思いますが、ゼロというのも珍しいかと。
2001.8.9
Dutch Power Cows
d.netのRC5-64トップチームです。
このチームだけで、現処理鍵空間の3.2%を処理しています。
昨日だけの結果で見ると4.3%処理するという圧倒的なトップチームです。
彼らは自分達が10億Block(26京8435兆4560億鍵)突破した記念に、d.netにケースバッチを贈っています。
JWNTUGさんがオリジナル牛カレンダー贈られたのを見て、思いついたのだろうか。
やるな! 流石トップチーム!!
てゆーか、ライバルチームのバッチが付いたstats box...なんか嫌(笑)
では抜き返したチームが、今度ケースバッチ着ける権利を握るということで。
2001.8.8 その2
もう少しRSA社の素因数分解チャレンジを調べてみましょう。
The RSA Challenge Factoring Numbers
今、残されてる問題で、一番簡単なのは、RSA-576(174桁)で10000$(123万円程)。
現記録のRSA-512解読より、1844京6744兆(64bit)倍大きい数字,表現を変えると1844京6744兆は19桁なので、512bit長に19桁掛けると、512bit長より18桁か19桁長い数字というわけですね。
現記録の512bitは155桁でしたが、その19桁(64bit)分増えて、今回は174桁。
共通鍵ブロック暗号の選択/設計/評価に関するドキュメント(PDF24P)によりますと、共通鍵と公開鍵の鍵の強度を比較すると、下記のような感じになるそうです。
共通鍵 | RSA (桁数) |
60bit | 512bit (155桁) |
66bit | 768bit (232桁) |
72bit | 1024bit (309桁) |
88bit | 2048bit (617桁) |
d.netは、RC5-64解読プロジェクトだけで、8月8日0:00時点で確認できたstatsによると、1日に52488192Block。
鍵数にして、1日に1京4089兆6917億5413万5552鍵を試みる計算能力を発揮しています。
OGRも終了して行うなら、この倍を少し越える程度の計算力になるようです。
RC5が終了して、RC5の能力だけを素因数分解に割り振って、61bit長〜62bit長の全鍵空間を探査するコンピューターパワーが必要となったとしても、163日〜327日。
OGRも終了して、RC5とOGRのd.netの能力全てを素因数分解に振り向ければ、この半分弱の日数に。
うん。RSA-576(174桁)は、そう悪くないですね。
とはいえ、何万人もの人間が、そうサクッとクライアントソフトをすぐに入れ替えることは考えにくいので、素因数分解への移行は、緩やかなものになるような気がしますが(笑)
また、素因数分解はRSA-512を因数分解した研究者の一人によると、最低64MByteのメモリが必要になるとの見方もあるようです。
今までd.netのclientソフトは1MByteのメモリがあれば動くと言われていましたから激変ですね。
2001.8.8
エクソダスの危機に備えるホスティングの顧客たち(PC WEEK)
アメリカのWebホスティングの市場環境について聞かれても、「多分悪いだろう」ぐらいしか答えられない私ですが、これは笑っちゃうくらい、かなりやばい会社。
ってUDの顧客じゃん (;´д`)
2001.8.7
SETI@home Newsletter #8 - (July 24, 2001)
不正結果送信に関するレポートです。
SETI@homeが正しくない結果を受け取る最も一般的な理由はプロセッサの不調。
プロセッサの過熱,マシン内のほこりの蓄積,あるいはただ暑い日である場合、まず最初に計算を失敗するチップ部分は、最も複雑な部品である浮動小数点演算部であると記載。
以前、Wiredで2月頃記事になったんですが、SETI@home責任者デビット・アンダーソン(現United Devices最高技術責任者)はクロックアップの問題を取り上げていたのですが、今回はクロックアップの問題については記述無し。
そして、浮動小数点装置の失敗は、通常コンピュータをクラッシュさせないだろうとのことです。
コンピューターが動いているからといって、浮動小数点関連は信用できないということですね。
厳しい環境で動かすなら、d.netやってるのが無難ということでしょうか。
なお、このタイプの正しくない結果は、正確な計算に起因することができない値を含んでいるそうで、信号のパラメーターが範囲内にあることをチェックすることで、このタイプのほとんどの信号を除外することができるとのことです。
SETIは確か同一ユニットを3人に送っていたはずですから、範囲内にある誤計算結果でも、比較・検証も容易なように思えます。
2001.8.6
DALiWorld
Inetに繋がった世界中のコンピューターを行き来するP2Pな魚のスクリーンセーバー。
リクルートがやっているボトルメール(シェアウェア)を思い出します。
P2Pからようやく新しい文化が生まれたという感じです。
・マシンの間を魚が自由に行き来するピアツーピア水族館ソフト(Wired)
プロキシに対応してるけど、8080ポートから自由に行き来は、できないのかな。
う〜ん。ルーター買おうかな。
ってそれ以前に、一度Worldが作られるとReset Worldしないと起動しなくなる(謎)
私が最も尊敬する海外の分散コンピューティング情報サイトInternet Distributed Computing Projectsや、Rechenkraftでは、DALiをプロジェクトの1つとして取り上げていますが、う〜〜ん。うちは少し保留します。
2001.8.5
・File Flag 0.2 (Windows用)
ファイルの存在を一定時間確認後、別のプログラムを起動するソフトウェアです。
昨日のお昼、UDのtask送受信サーバが止まってしまい、新しいtaskの送受信が出来なかったので、FoldFragを改良して汎用性を持たせました。
FoldFragよりは多少はまともになりましたが、テキストエディタでFileFlag.cfgを書き換えるというのが、なんともローテクですが。
UDAgentは、解析が終了し送信前のpreparing(準備期間)に入ると同時に、result_0というファイルを作ります。
このファイルの存在をチェックしてやればいいわけです。
UDはpreparingに時間をそれなりに取ってから送信しますから、result_0確認後の監視時間は少し長め(2、3分)に。
UDmonitorで、taskのキャッシュを使用している人には無用のツールですが...
2001.8.3
bwillson氏のメーリングリストへの投稿見落とし
d.netが次に挑むプロジェクトとして、技術的ハードルが高い(と訳していいんだろう)が、RSA社がやってる素因数分解チャレンジも考慮しているとbwillson氏。
有名なRSA暗号は、もう皆様ご存じのように、巨大な数の素因数分解の困難性に由来する公開鍵暗号です。
「これだけの桁数の素因数分解が行えるということは、その長さの強度の暗号も解読されるよ」という警鐘の意味合いで、RSA社は素因数分解にも暗号解読と同じ意味合いで賞金をかけているようです。
要はこれも数学的プロジェクト...突き詰めると暗号解読と同種ですね。
素因数分解チャレンジは、512bit長が99年8月に、7ヶ月程かけて暗号研究者グループが色々なコンピュータ292台で解読したままだと思います。
我々はまだ64bit長暗号にひーこらひーこら言ってるわけですが、これは秘密鍵暗号で、解読するには総当たりするしかないわけですが、素因数分解はまだ良い方法があるようです。
まぁ単純に考えても鍵候補となる数字は素数だけですから、数は少ないですね。ただその素数を特定するために前段階計算が必要になるような気もしますが。
数ヶ月で終わるようなら参加したいところですが、RC5-64のような長丁場のプロジェクトなら、「正直、もう、暗号はな〜」という厭戦気分です、私は。
皆様はどうでしょう?
2001.8.2
「もちろん,30年もの禁固刑が妥当とは思えない。だが,闇雲に彼の擁護にまわるという,インターネットコミュニティに見られる理性を欠いた反応にも,同様の不快感を感じている。彼に全く責任がなかったとは言えないと思う」(ZDNet記事中のNugget氏のコメント,CNETの記事(英文)でも同様のコメントというか同じ記者が書いてる...)
お、Nugget大人〜。流石30歳(笑)
d.net自体としては、Nugget氏のこの対応は良かったように思います。
d.netは中立的立場か参加者に厳しい方が利口です。
d.net自身が参加を必要以上に煽り,参加者を擁護しているような姿勢を出すわけには行きません。訴訟の対象に上ってしまいます(笑)。
まともに収入の無いd.netに、訴訟を戦う体力は無いように思えます。
d.netの対応が冷たいと感じる人もいるかも知れませんが、上述の点を考慮すると仕方が無いこと。だから我々参加者達で、ジョージア州に訴えられた人に力を貸してあげるべきだと思っています。
後、国防と密接に関わる,また、他の人気を集めているプロジェクトに比べ理解されにくい暗号解読というテーマに挑むd.netに、世間(の比較的保守層)から反政府的なイメージが付いて、「ハッカー・クラッカーの遊び」というイメージが分散コンピューティング自体に付くのは好ましくないです。
Nugget氏自身、分散コンピューティングに暗い影を落としたことを心配しているとCNETの記事で語ってますが、不正解析結果送信と並ぶ、分散コンピューティング永遠のテーマかも知れません。
まぁ、例えば、Nugget氏が、
「ジョージア州はまだ綿花畑ばっかで、州政府にはパンチカード式コンピューターもねぇんじゃねぇのか? 友達みんなとどれぐらい未開の地か行ってみたいんだけど、黒人の友達がバスやレストランで別の席に座らされたりしたらヤだから行かねーよ」
とか言ってても、私としては凄く面白いんですけどね(笑)