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ccJPシンポジウムでJASRACの方が語られたこと
2006.4.3 * ccJPシンポジウムでJASRACの方が語られたこと
2006年3月27日に、『誰でも簡単に使える著作権表示』の未来について考える〜Creative Commons Japan の次なる発展と課題〜というシンポジウムが開催されました。
その中で、興味深く、新鮮な内容だった、JASRACの加藤衛氏による講演での判ったことなどをここに。
- CISAC(世界中の著作権管理団体の連合)と、ccの情報交換・接触が進んでいて、ワーキンググループを作ろうという話も。悪い形で競合しないように協力関係の模索をしようという共通認識が。
- JASRACは全ての音楽著作物の権利を預かっていない(例:映画の中の外国曲)。また、3年前に約款を変更し、JASRACに信託する範囲の選択を認めたことで、出版権・インターネットでの送信権などは自分でしたい人は、その部分だけJASRACに預けない選択が出来る。そのため分野別にはccは利用できるが、JASRAC登録曲をどんな場面でもcc下でライセンスするということはできない。
- 『JASRACがccをどう見ているか』。最初は「これは一体なんだろうな。どう対応したらいいのか」ということに、非常に悩んだ。CISAC全体としては、特定の分野では協力していけるという意見多い。
- JASRACがccを見ていて心配な点として『ポータルサイトもたなくていいんですか?』。データベース化して公開する形でないとccの利用になかなか繋がってこないのでは。JASRACは年間に1回でも使われる可能性のある楽曲150万曲構築し公開している。協力できる可能性も。
- 心配なもう一つの点として、『ccを利用している人たちが、十分にccのことを理解して利用しているのか』著作権法で保護の対象にならないコンテンツまでccマークを貼付けてしまっている。ポータルサイト作ればフィルターにかけて確実に安定した利用に繋がるのでは。
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