的日記


2002.7.31
骨髄幹細胞で失明治療に希望の光 (2002.7.31 WIRED)
カリフォルニア州ラホーヤのスクリプス研究所って、FightAIDS@homeに協力してるオルソンラボのところですね。
 なかなか情報が少ないプロジェクトなので、こんな情報でも得られるのは嬉しいと思ってしまうところ。


2002.7.30
The Intel Philanthropic Peer-to-Peer Program - Help
P2Pコンピューティングの取り組みが興味・人気を得ているので、(様々な)開発者達が、より良いあなたの未来のニーズ(にあったプロジェクト)を供することができると信じます。
そのためintelは、2002年8月15日以降支援を提供しないでしょう。

ベンチャー企業・新たな事業等を育てるために支援するインキュベーターとしての役割は、分散コンピューティングにおいては終える時代になったという考えなのでしょうか。
インテル、業績振るわず年内に4000人削減 (ZDNet 2002.7.17)
 intelの人員削減は昨年も行われたそうですが、PC市況の本格回復・拡大が難しい状況では、プロジェクトへの長期に渡る継続的なスポンサードにも否定的な面も出てきたのかも知れません。

NTTデータの行うcell computingにはintel日本法人も協力を名乗り出ています。
米intel本社とは違うのでしょうが、なんらかの影響が出てくる可能性も。


2002.7.27
ねっとぢゃむ用語集 か欄 【カール・セーガン】 - は欄 【禿頭の天文バカ】
 西はりま天文台の今月の会報誌に書いてあって初めて知ったのですが、カール・セーガンとApple Computerに、訴訟沙汰になったこんな事件があったとは。


2002.7.24
TELETHON 2002
フランスのTV番組タイアップ型一般参加型分散コンピューティングTELETHONが、また9月に行うようです。
 以前は12月と記載されていたようだったのですが、速いですね。
 また次回もAFMが参加しているようですから、神経筋の病気をターゲットに行うのでしょうか。


2002.7.22
スカイリーのP2Pミドルウェアを用いて8社がアプリ開発 (ZDNet 2002.7.17)
 レスキューナウ・ドット・ネット社が被災地でP2Pにより情報インフラを整備するソリューション。
 この会社のページはここなのかな、でもこの件についての情報は得られず。


2002.7.21
そういえば、まだ取り上げていなかったですが、glocomの「智場」(国際大学グローバル・コミュニケーション・センターが毎月発行するレポート誌)は面白いです。

 地域コミュニティ再生にLinuxコミュニティやまちBBSを参考に、地域コミュニティを情報化せずネットから地域コミュニティを作れないか(2002.4),暗号戦争の10年(2002.6),EFF主催の野外コンサートに行った・OpenAudioLicense(2001.11)。
 今月号は、ギコ猫・タカラ商標問題から、私見と断りながらAAのGPL化への提唱。

 この場合の問題は、運営側・板住人が議論・納得してAAの権利はGPL又はAA協会(仮称)に属すると決めたとしても、法的にはあくまで最初に作った人に権利があることになっている以上、掲示板に書き込む時「掲載されるAAデータの権利はGPLとする」に承諾を押し書き込める仕組にしたとしても、その書き込まれるAAデータの元ネタは、別の,あるいはGPL化される前の掲示板からのコピペかも知れない。(というかまったくの新作なんて少ない)
 そんなコピペされたAAの作者が、「GPLを改変して2chの利益になる形に」と、自分の作ったキャラで多額のお金が動いているのを見て、自分の制作分の権利を主張したら...
 その辺りに触れていないのは惜しい。

 明確な権利主張・権利処理・GPL化は難しいように思います。
 出来るのは、あくまでGPLを呼びかける形,明確な権利の独占・主張を行わない形で2ch及びコミュニティへの還元型での資金拠出と引き替えに、ひろゆき氏個人が積極的にコミットする商業製品という形までででしょうか。


 今回の話と、ちょっと絡むのですが、オープンで自由なソフトウェアの成功例は言うまでもないLinuxですが、私は、これを他の文化・芸術分野に拡げてみたい(拡げてみるという実験をしてみたい)という点からもcreative commonsの翻訳作業を勝手に行っています。

CreativeCommonsが自由な利用を提示することで、より広くより速く作品が,そして社会が発展できるのではないかと。
 Linuxというコンピュータの基本ソフトの分野では大成功でした。
 これを他の芸術・文化作品に拡げて成功するのか疑問を持たれる方もいると思います。
 私も、いまだに成功するかどうかの疑問がまったく無いわけではありません。
 しかし、やってみる価値はあると。

私は、日本でLinux以外の成功例を見つけることができたと考えています。
それが、2chのアスキーアート(AA)だったりします。
 モナーやギコ猫は、皆さん一度は見たことがあると思います。
 これらのキャラは作者がどなたか不明です。
 (一部キャラで作者と主張する人と論争が起きましたが掲示坂内での話合いで解決)
 結局不明のまま、誰の許諾や意向を気に止める必要もなく、皆が自由に改良・改造・時には改悪しながら、進化し続け、時代に合わせ,時代を作りながら、作品を次々と輩出し、コミュニケーションの円滑さをも生み出しています。

また匿名性の高さにより、他ではありえないような、より自由な改変も行われています。
 例えば、誰かが作ったAAのキャラを、うんこと組み合わせることに、誰も躊躇・萎縮しない。
 これが作者に失礼だという認識もほとんどの人が持たない。(多分)
 作者もこれで嫌気がさしたりはしていないと思います。(多分...)

 自由な作品をベースに自由に手が加えられれば、人々の力作が積み重ねられていき、こんなパワーになる可能性が、他の分野にもあるのではないかと。
 だとしたら、そのパワーを引き起こすきっかけの一つになれないかと。


2002.7.20
CommunityTSCとSengent D2OLからニュースレターが。
 Windows版clientソフトの一部で問題が発生し、運営サーバ側と過度の転送が行われるようなトラブルが発生していたそうです。
 clientソフトに搭載されている自動アップデート機能の使用は不可能で、再度1からダウンロードするか、必要なファイルを加えて指示通りにアップデートをして欲しいとのことです。
CommunityTSCのリリース
Sengent D2OLのリリース


2002.7.18
CreativeCommonsのtechnologyフォルダ内のページを翻訳
 次に手を着けるとしたらFAQかな...


2002.7.17
KaZaAのP2Pネットワークを用いた「TopSearch」の試験結果が発表 (impress Watch 2002.7.2)
ゲームの試用版やプロモーション曲が、Altnetを通じて200万件ダウンロード。
 人々の注目・懸念が高まったせいで、まずはおとなしい使われ方をしていますが、ストリームデータ配信ノードになったり、分散処理に参加させられたりした時、参加者の反応が気がかりです。
 その時、しっかりとした事前説明は行うのか,行えるのか。拒否するオプションは用意されるのか。デフォルトの設定はどうなるのか...


2002.7.16
The Bottom Line in Distributed Computing (Platform Computing日本法人によるHPCWire日本語訳)
Platform Computing会長Songnian Zhou博士インタビュー
 一般参加型分散コンピューティングとは関係が余り無いですが、Platform Computing社の考える、ビジネス現場におけるGRIDの現状・これからについて詳しく聞いています。

 GRIDについて、いまいちつかみ所がないように感じていた人は(って私なんですが)、これから予想される進化が順序立てて述べられていて、理解が進むかも。
 標準化しない独自仕様では機能しないと力説しているのが印象的。


2002.7.14
NHKスペシャル「変革の世紀(03) 知は誰のものか」に、レッシグ教授が出てましたね。
 そして、レッシグ教授のマシンのディスプレイにはSETI@homeが。
 同じ大学内のFolding@homeやってやれよ(笑)
 既に止めてしまった方が多いSETI@homeですが、今でもちゃんと参加し続けている姿勢は素晴らしい。

Smaller slower, supercomputers someday may win the race (アメリカLos Alamos国立研究所 2002.5.29)
 667MHzのTransmetaプロセッサ(TM5600)が240個のったPCクラスタ。
 一年ほど前でしょうか、「低消費電力・低発熱・省スペースですむTransmetaでPCブレードサーバをという構想があったものの、高い信頼性を要求する顧客が疑問を持つのではと実現にいたらず」って記事を見たのですが、Transmetaブレードサーバ用マザーボードができていたのですね。
24枚入っても小さい
 X-BOXを一回りか二回り大きくしたかのよう。これが10台で240CPU。 - 人物との比較
 これは欲しい。でも今の時代、667MHzは....


2002.7.13
Intelligent Broker
実質Sengent社が運営する模様の、金融市場の分析プロジェクト。
 なんですが、CPU使用率が低すぎ(Cele900弱で10%程)たり、謎です。
 proxyサーバ機にも入れてみたのですが、やはり同じ。
 「小さくてSengentの他のプロジェクトと完全に共存できるプロジェクト」と、Sengent側はメールで告知してきていることから、これで正しいのだろうか。

 ひょっとして、ただ走らせるんじゃなくて、参加者達が仮想市場で売買するの?(笑)
 将来的には参加者が、リスク査定・持ち株診断等のアドバイスを得られるようにもするというのは面白そうです。


2002.7.9
Find-a-Drugのトップページは、赤・青・黄の信号でプロジェクトの現状を示していて、一見客の自分にも判りやすいです。
 そういえば、Beta Versionが黄色ってどういう意味?


2002.7.8
Find-a-Drugの最新版をダウンして、もう少し動かしてみる。(Win98環境)
 今判ってることをメモ。

 ・think.lgoを実行する。(think.exeでは無く)
 ・タスクトレイのthinkにマウスカーソルを合わせて、もしserver関連の警告が出ていたら、server.exeも実行する。(実行しても画面上の変化は一切無しの場合あり)
 ・送信はタスクトレイのthinkロゴ右クリックでQueueを呼び出して、File - AutoAddを実行。その時jobも2つもらってくる。

 ・Queueの画面の見方は、
    緑(5):現在解析中のjob
    青(2):解析終了したjob
    青(02):解析終了し、送信したjob
    白(0):未解析のjob
    赤(3):エラーでストップしたjob
    赤(03):アップロードを拒絶されたjob(ファイルの改竄)
    黄(4):リクエストを停止(キャンセルによって) ←??

 ・Queueはタスクトレイのthinkロゴ右クリックでチェックを外せばまた消える。
 ・Queueの実体はserver.exe。上記のように消さずに終了させてしまったら、またserver.exeを起動しておくと良い。
 ・MSGSRV32.EXEがCPU使用率のかなりを占めるようになったらthinkを終了させて再度think.lgoを実行する。

 どうやら、ようやく向こうのstatsにも反映されたようで。


2002.7.7
6月22日にも少し触れましたが、13本のフイルムを現像&CD-Rにしてもらっていたのですが、7/2に送付して今日届く。かなり速い。
 で、写真のほうはというと...
 う〜ん、やっぱり撮ってすぐ確認できるデジカメはいいなぁ....
 もっと露出時間・絞りに気を配らないと...曇空の時にISO:100のフイルム多用したから駄目だった点もあるんだろうけど...フイルムも安い物を使ったし、う〜ん。う〜ん。
 夕方に撮った建物が真っ黒だ。懊悩。


2002.7.6
UDのスポンサーからIntel,Microsoftが外れる。
 UDのクライアントソフトからは、二社のバナー広告が消えました。
 intel.com/cureのほうは、まだそのままですね。

 予想外。
 続いてくれるものだと...


2002.7.3
NHKの、牛肉偽装・補助金不正受給の日本食品が民事再生法適用申請ってニュースで、社内の映像に映るPCのモニタにSETI@homeのスクリーンセーバーが。
 過去に撮った映像のようにも思いましたが、会社が大変な時に、これはかなりばつが悪い(笑)
 チームはどこだろう。


2002.7.1
インターネットで作品を無料交換可能にする「Creative Commons」が設立 (internet Watch 2002.5.20)
 あぁ、この記事をもっと前に見つけておくべきだった。
 ページの翻訳なんてしなかったかも知れない。
 勝手に期待して、勝手に失望している私が馬鹿なのですが。

 これだけの面々で、ホスティングのようなリスクを自分達は侵さない、ガイドラインとcgiのようなものを作るだけだった。
 とはいえ、そのほうが無理が無く長続きするだろう。
 また、それでもccの重要性を認めているので、もう少し何かしたいところ。

 各人の確保したWebサーバにデータを置くとなるとリンクする形になるんだろうけど、indexページに貼って、お目当てのデータを探し回ったり、広告を見させられたりして、利便性は低そうな予感が。
 パブリックドメインの作品だけでもホスティングして欲しい。


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