的日記
2002.12.30
eComputeECC2-109、statsにようやく反映。
全体の統計以外は、まだ毎日更新ではないようで。
2002.12.29
Astropulseがベータテスト開始。
SETI@homeの今後の方向(2002.8.25訳)に記載されていた、BONIC(Berkeley Open Infrastructure for Network Computing)下のプロジェクトで、ブラックホールの蒸発や速いパルサー星を探すというものです。
アカウントを作ろうとしても、「しばらくは十分なテスターがいるから」と、はねられる。
d.net RC5-72のstats
昨日は、1日に4090067291209728鍵(旧RC5-64換算で1523万6688block)処理しています。
RC5-64は終盤、毎日だいたい全体の0.1%,6800万block程を処理していました。
鍵数ベースでRC5-64の22%程の処理能力に。
RC5-72がRC5-64と比べて、大ざっぱに75%程度の処理速度になっていると考えて、同じ処理鍵速度を想定しても(1.33掛けてみても)、2026万block程。
RC5-64終盤時の30%程の処理能力。
clientソフトは、もうかなりのプラットフォームをサポートしたのですが、厳しい状況です。
開始から26日、まだプロジェクト開始が浸透していないのでしょうか。
それとも、「256倍は無理」「もう何年もするのは嫌」という気分なのでしょうか。
eCompute ECC2-109、こちら側のSMTPサーバを設定させるとは。
メールでデータを送っているのか。
設定後も、しかしまだ、当方の結果は反映されず。
こちらに何らかの問題が?
cell computing、OPALは、途中でtaskを破棄して0からやり直すバグが頻発してるようです。
2002.12.27
creative commonsのライセンスされた作品の効率的な検索方法が提示されていない以上、とりあえずgoogleで容易に検索できるようにできないかなと。
"creativecommons.org/licenses/by/" --nd --nc --saで検索という感じに。
上記の検索結果は、Attribution(帰属・属性。利用に際して、原作者にクレジット(材料の提供者に口頭・紙上で表わす敬意)を与える)のみのライセンスです。
当方で上記のような検索オプションを自動的に付加するgoogle検索窓の設置を...と思うのですが、まだまだライセンスされてる作品は少ないですね。
RDFファイルは検索結果から除外すべきだろうか。
ムサピィ、アーケード,オリジナル共にBレベル、1コインクリア。
アーケードC-7が壁。
ゲームの面白さがようやく理解でき始める。
アーケードでどれだけの方が理解できたか考えると悲しい限り。
2002.12.26
ムサピィ発売日。
アンリミテッド・サガが同じ価格で売ってた。
ほんの少し心が動くが、それでもムサピィ。
嗚呼、信仰は美しい。
ようやくBレベル、1コインクリア。
Seventeen or Bust、54767*2^1337287+1の素数を発見と報じるも、23:56頃に受け取ったblockは54767*2^1685263+1。
このblock破棄すべきか迷う。
2002.12.25
エコールのムサピィのチョコマーカーDreamcast版が明日発売。
予約してないのですが、買える(店頭に並んでる)だろうか。
「入荷数:0」なんてお店がほとんどなのではと今になって心配になる。
impress InternetWatch ダイジェストニュース (2002.12.24)
[業界動向]
■Creative Commonsの日本語訳情報などを掲載しているページが公開される
http://www2.117.ne.jp/~mat/cc/menujp.html
知らないうちに載ってたのですが、うちのサイトみたいなの(非公式な和訳ページ)を載せるのって、impress Watchの信用的には、損になるのでは...と、余計な心配。
著作物の「リユース」のためのライセンス──Creative Commonsは普及する? (HotWiredJapan NEWS Watcher's Talk 2002/12/25のテーマ)
16日のお披露目会に行った人のお話が。
エコールのムサピィはアーケードでは、セールス的にかなり苦しかったようで。
じゃあcreative commonsのページに、適当なムサピィのバナー広告作って張りまくるか(嘘)
楕円曲線暗号に挑むeComputeECC2-109にstats登場。proxyにも対応していたので数時間Cele1470機で走らせる。
いつ終わってtask送信するのか掴めない...
平均1時間弱に一度なのだろうか。
アクティブな(一度でも送信したことのある)参加者は約250人。
2002.12.23
cell computing メンバ統計情報
開始から2日半で約2500人が,開始まる4日経った現在約2850名が参加しています。
数十万人という目標から考えるとかなり厳しいですが、今まで行われた様々なプロジェクトなどと比較しますと、「普通に順調」と言えるのではないでしょうか。
UDは3ヶ月経った時点で、30万人程を集めていたように思います。
SETI@homeは100万人を越えたところだったかも知れません。
この2つの大成功には及びませんがFolding@homeは2年以上かかって、ようやく15万人,Distributed Foldingは11ヶ月ほどで16000人。
テーマ的にも似ている(意義はじっくり読めば理解できるものの、一言では理解されづらく,人々の感情に直接訴えかけにくいところも)と思うのですが、Linux,Mac版も用意し,大学運営でアカデミック性を打ち出せているFolding@homeに比べて、国内だけに絞っているcell computingが3ヶ月でどれだけの人々を集められるかを考えると、数十万は無理でも、他の様々なプロジェクトと比べると順調と言えると思います。
余談ですが、UDは「がん治療薬探し」と、バイオ・ゲノム・遺伝子・蛋白質,これらの言葉を避けて人々が容易に理解できる一言でプロジェクト内容を言え,理解されるようにしていたように思います。
では、もし、こんな状況下、更なる参加者の急増 --SETIやUDに次ぐレベルの-- を求めるにはどうすればいいでしょう?
それは難しいです。
やはりメディアへの露出を増やすべきでしょうか。
Folding@homeは、Nature誌に載ったせいか、コンピュータ系メディアが後追いで大量に報道しました。
3ヶ月中にここまでの物を提示できないですし、論文では、参加者の満足には繋がりにくいように。
地道なところで、一般向けメディアに、解析結果が無理でも,解析するクライアントソフトが行う内容を、それを行う社会的背景なども交えて、ビジュアル的に提供することが可能な状態にするなど。
いや別にTVなんかの外部一般向けメディアに拘る必要はなく、Flash(swfファイル)でビジュアル的に人々に解説して理解してもらうなんてのも...
NHKのFightAIDS@homeの解説はとても判りやすいものでした。
あれがwebサイトにあれば、FightAIDS@homeは人気プロジェクトになれていたかも知れません。
理想というか本来の姿は、成果で人々の注目・信頼を集めることのように。
Seventeen or bustも、成果(11/27の最初の発見から立て続けに4つの素数の発見)を出せてから、処理能力が急激に伸びています。それでも1662人ですが。
なんとか成果・その社会的意義を、プロジェクトの途中でリリースできれば良いように思うのですが....テーマ的に困難でしょうか。
3ヶ月という期間は短いです。
その一方、人々が飽きてしまわない,だれてしまわない,注目したままである期間でもあると思えます。
この期間に、色々なリリースを行って人々を惹きつける行動をしてもらいたいです。
例えばSeventeen or Bustのように、*TFLOPSを越えました。世界**位相当。と言ったものでも。
女性・子供へのアピールをもうたったcell computingが、どの程度、そちら方面へのアピールを行われているのか当方には判らないのですが、どうなってるんでしょうね、そちら方面は。
2002.12.22
気候変動予測climatepredictionが新URLでBetaテスター募集中。
希望者全員ではなく、登録者からランダムに選抜ってのが、この手のプロジェクトとしては珍しい。
5月9日の日記でも触れましたが、プロジェクト参加者は200万人までと上限を決めていたり、運営側が自分達の設備・受け入れ体制に対して非常に慎重ですね、climate predictionは。
今判っている世界最大の素数Top20
まだ掲載されていませんが、10日ほど前、Seventeen or Bustが、348431桁・17番目に大きな素数69109*2^1157446+1を発見しました。
このTop20を見ますと、6位〜14位は、380000桁〜400000桁で団子状態。
k*2^n+1での素数の発見に挑む、Seventeen or Bust。
解析が進むに連れ徐々にnの値が増え、現在ではnが1700000ぐらいのものを試しています。
今度、素数が見付かる時は、6位になれるかも。
2002.12.21
NTTデータ、国内初の大規模グリッドコンピューティング実験を開始 (BCN 2002.12.20)
「グリッドコンピューティングが発展する段階で、国際的な運用ルールや社会的な合意形成をしていく必要がある」
NTTデータ、家庭/企業のPC使いグリッド実験 (日経BP 2002.12.19)
「イントラネット型はユーザーさえ見つかれば、来年にも商用化できる。インターネット型の商用化はまだ数年はかかるだろう」
グリッド、特に一般参加型に対して長期的な認識を持っています。
そういう意味では、今回のプロジェクトは、グリッドコンピューティングの実験色を打ち出し、参加人数・処理能力的成功の追求でなく、分散コンピューティングへの認知・アピールでいいのかも知れません。
3ヶ月後、どうなるんだろう。
継続的に実験は続けてくれるんでしょうか。
やはり一旦終了するのでしょうか。
そう考えると、この3ヶ月間、「参加できる今」は貴重な時間に思えます。
日本で,というより世界で、一般参加型の大規模なプロジェクトは、これからも「どんどん登場するか」と考えると、今現在を見ている限りは、難しいように思います。
大規模になれば、回線設備の維持が困難になります。
結果、何かに頼らせてもらうか,ビジネスとして自立できる道を模索しないとなりません。
ビジネスとしての自立は世界中が、今現在では、諦めてしまっています。
数年先はどうなっているか、私には明確な未来の予想は思いつきません。
そんな中、NTTデータは数年先をも見越して、今、果敢に実証実験をしています。
今、表に見えている、唯一の、一般参加型分散コンピューティング自立への歩みと言ってもいいと思います。
ここを見て下さる方がいらっしゃいますなら、その皆様方にも、よろしければ参加して頂きたいです。
この3ヶ月間のビジョン・流れを、もう少し詳しく提示できると良いようにも。
statsに、目標とするものにどれだけ到達したか進捗率の表示だけでも。
例えば、20番染色体から周期性を見つけるんなら、20番染色体の当面の目標としている探索処理量の何%を探索し終えたかを%表示で。
%が上がっていくに連れて、一つの目標に向かって進む一体感がもう少しもてるような。
RC5(暗号)が盛り上がって、OGRがいまいち盛り上がらないのはこのへんにあるようにも。
数学系を除くと、目標のどれだけを処理できたか、全体像からの進捗率の提示ができているプロジェクトは無いといってもいいような。
creative commons FAQ「カスタムライセンスオプションのいくつかの組合わせは矛盾していませんか?」が、16日取得ではCopyleftと原文に記載されていたものがShare Alikeになってるので、当方も修正。
ページトップのメニューイメージの当方のミス(choose licenseページを選択したようになってた)を修正。
一部、昨日・一昨日の変更です。しばらくcell computingに時間を多めに割きたいので、creative commonsのほうは最近のペースからは落ちることになりそうです。すみません。
昔のTechnology - metadataページには、「全ての作品のためにメタデータのデータベースを維持する計画」と書いてあるのですが、考え方もこれからも色々と変わっていくのだろうか。
リリース後の今からは、そう激しくは無いようにも。
2002.12.20
ニュースタイトルから判るように、cell computingはプロジェクト内容ではなく「グリッドコンピューティングの実験」をメインに打ち出しています。
UDの時とは逆です。
UDは「がん研究」と、判りやすかったです。
人々の善意・感性に直接訴えかけるテーマでした。
大学・公的な研究機関も大きく名を掲げていました。
複数のプロジェクトを行っていくためUDの時のような姿勢は打ち出せないという面もあるわけですが、参加する人々 --特にcell computingが従来にない層を取り込もうと考えている女性・子供-- への訴求の強いアピールになれるかを考えると厳しいように。
「今まで参加されていない層を掴む」ために、広く告知するのはもちろんのこと、強固な・パワーのあるマイノリティなコミュニティを、うまくくすぐることが出来ると良いように。
User's Voiceは、将来的には、そういった方向性を見せてくれるかも知れないです。
解析中に、素早くリポートのようなラフな形ででも、途中結果に関する説明・公開を提示したり、今までにない形で人々を掴んでいって欲しい。
数学系を除くと、「解析成功の大きな喜び」を得たプロジェクトは少ないです。
数学系は概して普通の人からは喜びが理解されにくいテーマ(素数の発見,暗号解読...)です。
なんらかの成果が、--できれはテキスト(論文)ではなくビジュアル的に-- 得られれば、他に無い喜びを与えるプロジェクトになれそうなのですが、今回のプロジェクトは基礎研究的なもので、そんなのは無理そうですかね...
空き容量650MByte強のHDDにcell computingをインストールしようとしたら、0Byte又は1600Byte程受信してエラーに。
エラーメッセージには、可能性として、PCの能力不足も記載。
1.01GByteまるまる空いてる1G HDDにインストールして、ようやくタスクが走り出しました。
2002.12.19
cell computingが始まりました。
めでたい。めでたい。めでたい。
興奮してます。
UD Agentとの同居は難しいのだろうか。
Dual派の方には厳しい。
とはいえ、cell computingは、Dual機とか持ってる我々のような人とは違う方向性を出しています。
女性・子供 -- コンピュータおたくじゃない人々 -- をもターゲットに、グリッドコンピューティングの認知を。
メンバーページ見てびっくり。
本当に子供向けサイトのように作られています。
「子供向けサイトのように」って、子供向けサイト行ったことないから、本当にこんな感じか判らないけど(笑)
キャラクターもコミュニティもメンバーページ内だけのようです。
コミュニティはまだ始まったばかりで無くて当然で、プロジェクトの深まりと共に外部でも自然発生していくのかも知れませんから、これでいいとしても、キャラクターだけでも、外に出れるといいようにも。
と言っても公式ページに出てくるというよりも、参加者が使えるような形がベストなように。
ハーボットが成功したように。
各参加者が(自分のホームページを持っているなら)Webページに張り付けることができて、何らかの機能性(その人の簡易statsとか)を与えられれば広まっていくかも知れない。
しかし、外に出して耐えられるキャラクターかと問われると判らないところです...って、女性・子供に見に来てもらえるようなページなんて作れない私がこういうことに意見を言っても的外れな感じですが(笑)
実験期間は3ヶ月と、ちと短いですから、そんなことやってる時間は無いでしょうか....
当方のメイン機は今年の春頃からかUDではResultバグを吐き出すんですが、やはりcell computingでも同様に。
で、徹底的に原因を究明しようと、NIC交換・メモリ交換・不要なボード抜き・Hubのポート変更...色々やったのですが、やはりResultバグを吐き出してしまう。
2002.12.18
distributed.net nerf氏のplan (2002.12.17)
OGRは最終段階に。しかし問題が発生。
その問題がなんであるかは記載されていないようで。謎。
creative commons 12月8日取得のFAQ邦訳は新版差し替えにより、15日に用意した臨時ファイルは削除。同内容はこちらに統合。
新版翻訳・impress Watchの報道で初めて知ったのですが、「データベースは構築しない」
これはデータベースじゃない。
う〜〜ん。
2002.12.17
日本映画黄金期の作品守れ 著作権保護20年延長へ(朝日新聞 2002.12.14)
げげっ、アメリカ笑えないよ。
でも映画だけは法人・個人関係なく特別に一律公表後50年というのは法体系の中から歪だった。
記事中、ポケモン映画・千と千尋・ゲームソフトが国際的に(相互主義のため、保護期間が長い他国においても、日本と同等の扱いにされ)不利と記載されているが、これらの保護期間の消滅の問題が来るのは、40年以上先の話。
今、急ぐ理由にはならないのですが。
JVO バーチャル天文台計画(国立天文台データベース推進室)
実際の天文台(望遠鏡)で観測されたデータ(すばる望遠鏡:20TByte,野辺山電波望遠鏡:1TByte,署名活動も行ったALMA:PetaByte級 /全て年間)を蓄えてGRID化し、Webサービスで動的に引き出せるように。
「いつでも,どこからでも」バーチャル天文台。
天文学研究のみならず一般教育,アマチュア天文家,一般家庭からも利用へ。
この計画、14日に行かせてもらった先のシンポジウムで講演されておられるのです。(講演資料によると)
にも関わらず、資料も読まず、こんな講演内容とは知らず、私は、勝手に決めた時間的問題から聴かずに帰ってしまった...嗚呼。
今年最後にして最悪の大ポカ。
久しぶりに自分の愚行に目眩がする。
どんな人でもそうだと思うのですが、やりたいことは色々あり、私はそれを気の赴くままに何の計画も無しにやってるので、レベルの低い作業・漏れも大量に。
RSA-576のNeoもそう。
計算機暗号屋日記をしっかり2ヶ月前に読んでいれば、もっと速く告知できて、Neoを走らせておられる方に、その時点で判断してもらえたはず。
反省。
creative commonsの"Public Domain Dedication"
「パブリックドメインに献呈」というのは、我ながらダメダメな訳に思う。
「パブリックドメインに供する」がいいだろうか。
2002.12.16
creative commons 日本語情報設置。
とりあえずhttp://creativecommons.org/licenseを、とりあえずな翻訳。
「ライセンスを選ぶ」クリックすると、そのままcc側のライセンスを選んだことになるんですが、最終決定まで日本語でcgi使ってやってしまおうか,やってしまっていいのか?,私にやってしまえるのか?....
とりあえず軽く選んでみたけど、まだデータベースから検索なんてレベルではない模様。
まだ作品の個別情報すら入力させず、ただライセンスを吐き出すようで....
あ、パブリックドメインを選んだ場合だけ入力させる模様。
Seventeen or Bustは、1.3THzで、世界33位ぐらいの能力と告知。
2002.12.15
あれれ、衣替えしたccのページがまた元に戻ってる。(21:31)
何日の寿命か判りませんが、FAQだけは従来通りhttp://www.creativecommons.org/scripts/rollovers.jsとhttp://www.creativecommons.org/styles/creativecommons.cssを参照するデザインの崩れていないものをここに置いておきます。
NTTデータのPCグリッド、「参加者にお小遣いをアゲタイ」 (ZDNet 2002.12.13)
・ライフサイエンス分野より市場規模が大きい一般企業(製薬会社(ライフサイエンスのでは?)・ゲーム会社など)に展開。
・当初はイントラネット型を先行。
いのち!世界のパソコンをつなげ (ドキュメント創造立国 テレビ東京12月8日放送)
Jonyさんが掲示板に書いてくれた情報によりますと、この番組にて、cell computingは年明けにゲノム関連でスタートと。
アピール・実証実験として一般参加型を行い、ビジネスとしてはまずイントラネット型を,そしていずれは一般参加型をもビジネス化へ。
例としてゲームCG制作が挙げられていますが、具体的にはどんなゲーム作品でしょう?
少し推測してみましょう。
まず思いつくのが、ムービーを多用する作品でしょうか。(今でもあるのかな?)
しかし、一般参加型でcell computing(NTTデータ)に制作を依頼するとなると、かなりの出費(TVCMを打つぐらいの)が必要なように思えます。
そうなりますと、ムービーの美しさが売りの一つのRPGなどの大作ゲームでしょうか。
私は意外に、アーケード(ゲームセンターの)ゲームの家庭用移植作などが出てくるのではと。
アーケードゲーム(例えば対戦格闘ゲーム)は、まずゲームセンターで人気を博してから、数ヶ月〜1年を経て、家庭用に移植されます。
家庭用への移植に辺り、5000円以上ものお金を払ってくれるのだからと、アーケードそのままではなく、おまけ的に付ける要素が色々とあります。
で、そんなものの1つに、CG Movieを,そしてCG制作への参加の呼びかけというのもありなんじゃないかと。
CG制作への参加者−−ゲームへの興味は薄れてしまったけど、コンピュータやネットワークには興味のあるような人々−−がゲーム作品に興味を持ってくれれば、タイムラグ無しにアーケードで体験できる。
アーケード作品の人気・認知度の向上にも繋がる。
完成・発売でCG作品が収録されれば、パッケージ製品にも興味を持ってくれるかもしれない。
ただ、私は今でもよく待ち時間等が出来るとゲームセンターに行くのですが、音ゲー・プリクラ・脱衣麻雀・多人数参加型等が大きなスペースを占めていて、家庭用に容易に移植されるアップライト筐体(ディスプレイとコントローラで遊ぶ普通の基板ゲーム)は減り、行ってもやるものが無かったり...自分が今のアーケードゲームのムーブメントについていけてない面もあるのでしょうが、かなり苦しい状態。
そんな中、アーケードで、このようなチャレンジができるタイトルがどれだけあるか...
分散コンピューティングでゲームCG制作ですが、ゲームに関しては、私が当初(今年の1月頃)考えていたのは、もっと小規模なものでした.
中小ゲームメーカーが完成度が高い作品を作っても売れなくなってる。
売れない以前に作品を人々に知らせることができなくなっている。
主要ゲーム雑誌には載っても小さな記事で、そもそもゲーム雑誌を読んで自分にあったゲームを探すような人が少なくなっている。
そういう状況下で、小規模のメーカー、例えば制作者数名・予算1000万ちょっとで、お金がないから広告費も無いって環境で、じゃあ、誰もやったこと無いことで、とんでもなく運営大変そうだけど、人々の関心を集めるために、「一般の人と共同作業しようぜ」と、OPのCGMovieでも、みんなと作る....ってのを想像してました。
余談ですが、ビジネスとして考えた場合、パブリシティにかけるお金の割合から言っても映画(ハリウッド)だと思っていました。
ゲームは、美麗なCGMovieよりゲーム性を最重要に評価する(時にパブリシティやCGMovieの良さは嘲笑の対象な)面を持つ文化ゆえに、映画と比べてCGMovieの作品に占める価値観はかなり低いです。
こんなことをゲーム制作者の方々がやられるというのは畑違いで、シビアなゲーム制作自体の合間を縫って行うというのは、特に困難です。
だから運営をプロにまかせる。
つまりNTTデータのcell computingに任せる。
という選択肢はありですね。今考えて見ると。
ただ、プロに任せるということは、お金がかかるということですから、TVCM打つぐらいの予算を想定しないと厳しい。
今、ゲームは売れないわけですが、これは比較的大きなメーカーでも同じという状況で、こういう面白い・新しい取り組みに、お金を出してくれるチャレンジャーなメーカーが出てきて欲しいな、と。
冒険が出来ないなんて話も聞きますが、パブリシティ面でなら、やってくれるゲーム会社もあるように。
というか期待・希望ですね、これはもう。
creative commonsのページが大幅な衣替え。
一部ブラウザ(NN4.7など)で勝手訳ページが見れなくなってご迷惑をおかけしました。
とりあえず、一応は見れるように。
12月8日、一週間近く前になっても更新されないから、このまま行くんだと思って翻訳したのですが、甘かった。
2002.12.14
2002年西はりまシンポジウム 〜西はりま天文台2m望遠鏡による天文学研究の公開へ。
H2Aロケットの打ち上げはライブで見れませんでしたが、ハワイのすばる望遠鏡とInetで繋いでの講演・質疑もあり、その他にも様々な講演が聴けて良かった。
私にとって何よりも凄かったのは、
「スペースガード探偵団」のとりくみについて 高橋典嗣(明星大学,日本スペースガード協会)
日本スペースガード協会が(小)中高生参加・市民参加型で、NASAのclickworkersのような形で、インターネットを使った、画像からの小惑星探しを行おうとしているのです。
clickworkersはwebベース(ブラウザで参加可能)・登録一切無しですが、「スペースガード探偵団」は専用ソフト・事前に郵送での登録制のようです。
日本スペースガード協会は、地球に衝突しそうな小惑星を、事前に見つけだそうという目的を持って活動してるNPO法人なのですが、予算のかなりは文部科学省・NASDAなどの支援を受けているという団体です。
(訂正:美星スペースガードセンターが、財団法人日本宇宙フォーラムの運営の元、上記の運営費であり、日本スペースガード協会は純粋なNPO法人の模様)
1m望遠鏡が完成し現在テスト中で、その望遠鏡には、2000x4000pixel(800万画素)のCCDを10枚繋ぎ合わせて8000万画素のCCDカメラが搭載されており、膨大なデータを得ることになります。
ちなみに画像1枚がFITSデータ形式で80MByteだそうです。
その画像を、サイズが大き過ぎるので2つに分け、まずは1日後に、中高生(意志・意欲があるなら小学生も)に画像データをインターネットからダウンしてもらい、1週間以内に小惑星の有無の結果を報告してもらう。
2週間後には、一般市民に公開し、更にその中から未発見のものを報告してもらう。
「自分達(スペースガード協会側)で見つけられなかったものを見つけられたら、名が残る」
画像データサイズが40MByteと巨大なため、ブロードバンド環境でないと事実上無理なようです。
「非公開の天文台だが、データは教育に」
と、未来を担う子供達に、科学や宇宙に興味を持ってもらいたいと、一般と子供達とで区別を作っている(子供達を優遇している)と語られる。
予め、郵送にて登録制のようで、まだ募集も始まっていない状態だそうです。
2002.12.13
Folding@home News/weblog (2002.12.11)
1週間以上後に、Gromacsワークユニットを配り始める予定。
同11月7日「New Gromacs WU coming next week」にも、「Groは、(今使ってる)Tinkerよりずっと速い」と記載。
Lecture notes on softmaterial analysis (MD software)
Gromacsは、GPLのMD(分子動力学)計算ソフトのようです。
GPLということは、改変したらソースリストを公開しないといけません。
Folding@homeはオープンソースになるのでしょうか。
しかしデータ改竄問題を考えると、オープンソース化には、それへの対策も必要でしょうが、その準備をしているような記載はありません。
同Folding@home News/weblogは、「私達の計画はまず、小さいテストバッチ(test batch)で Gromacs を導入することです」
Gromacsには手を触れず、GPLのプログラムをコントロールする形で、自分達の解析をさせるのだろうか。
GromacsはLinux版はあるけど、Win版は無し...私は何か勘違いしているのやも。
2002.12.12
eComputeECC2-109がLinux他UNIXに対応。
4つ目の素数も見つけたSeventeen Or Bust、一度、99%で何時間も止まったままになる。CPUはアイドル状態に。
再起動すれば問題無く進む。謎です。(Win98)
タスクトレイのアイコンの色が、解析の進展と共に、水色から青色に変わっていく事にようやく気付く。
計算機暗号屋日記(2002年10月10日)
The NEO ProjectのやってるRSA-576は、ほぼランダムに素因子を予測して試し割するらしく、かなり効率が悪いようです。
同日記の11月17日も見せてもらうと、プロジェクト主催者の参加するUSENETでの議論でも、かなり叩かれています。
12月4日、プロジェクト主催者は、掲示板形式のInformationで、「乱数クライアントの最後のリリースであることを願う」と、v1.0.517をリリース。
数体ふるい法に基づいた、新しいアルゴリズムにより格段に進歩したプライベートベータを、2週間内に見込む。
に、二週間でいけるものなの?(汗)
“裏”日本工業新聞!! (12月10日)
レッシグ氏は「でじこ」Tシャツをどこぞからか入手してきて、それ着て夫妻でコミケに行くかも知れないらしい。
恐ろしいにょ。
11月28日の講演がMP3に。
著書「コモンズ(the future of ideas)」でも11月28日の講演でも、レッシグ氏は、著作物を、利用(閲覧・複製)した者は、払いたく無い人でも支払わせることに肯定的でした。
コモンズでは、アメリカのケーブルTVのように法案により一律月額いくら取る方法を提案していたし、「本書を丸ごとコピーしたら、あなたは泥棒だ」と記載している。
講演では、映画のような巨大な資本を投下するものは回収しなくてはならないと話していました。
まぁ、今までの社会通念からして当たり前のことですね。
せっかく日本に来てるんだから、もっと色々な日本独自のものを見てもらいたい。
レッシグ氏も、そのつもりで、同人誌文化に積極的なのでしょう。
後、私が見てもらいたいと思うのは深夜アニメ。
でじこのTシャツを着ているというなら、もう深夜アニメにも注目してるだろうか。
深夜アニメは、メディア企業が資本を投下しマニア向けアニメを制作し、TVでそのメディア企業がスポンサーとなって深夜の安い時間枠に放送する。
彼らはその投下した資本を、サントラなりキャラグッズなりTV番組本編を収録したDVDなりで回収する。マニア向け有料CS放送でのコンテンツという考えもあるだろう。
マニア向けなので当然マニアは地上波TV放送を漏れなく録画する。なんたってマニアだからね。
でも、とても好きな人達がDVDを買う。
そんな人達によって維持されてるビジネスモデルは世界的に珍しいように思う。
映画と逆です。
最初お金払った人以外見せないんじゃない,最初にタダで見せて、余程気に入った人達が後からお金払ってくれて、それで維持されている。
よくP2Pファイル共有を咎められると、「ほんとに欲しい物は買うよ!」と言う場面が見受けられますが、それが実践され、機能している。
で、私は全てのエンターテイメントメディアの市場規模は、最悪、この深夜TVアニメを収録したDVDぐらいなのが、妥当な規模なんじゃないだろうか,
これでは制作費100億円の映画は無理かも知れませんが、そんな映画は本当に必要なのか,そもそも存在自体に無理があるんじゃないのか,
と、思うことが時々あります。(あくまで時々)
まぁ、色々書いたわけですが、要は、
レッシグたんに、「シスタープリンセスRePure お兄ちゃん大好き」を見せろ。
判ったか!お兄ちゃん共!!(誰よ、それ)
レッシグ氏にメール送る寸前、お風呂が沸いたので、じゃあ僕はこのへんで。
2002.12.11
ゲートウェイ、UDと提携し店頭PCの余剰能力をグリッド化し販売へ(ZDNet 2002.12.11),(BCN 2002.12.11),(毎日Interactive 2002.12.11)
8000台で14TFLOPS。
単純にクロックスピード=FLOPSと換算してるとして、平均1.75GHz機が8000台という感じでしょうか。
1台あたり15セント/時。
これは安い!
と、思ったけど、1.75GHz機の消費電力を130Wと想定して、アメリカの電気代が1KW=16円と考えても、1時間辺り2.08円。
15セント(現レートで18.3円)では妥当な価格かも知れないですね。
ちなみに日本だと電気代1KW=25円換算で1時間辺り3.25円に。
「どうしても抜きたいライバルチームがいる。1000台の1.75GHz機を1時間借りたい」
「あの糞生意気なチームに抜かれそうだ。なんとか引き離したい。1.75GHz機を42台24時間借りたい」
多額の賞金がかけられた暗号ものプロジェクトで、95%になっても主催者が「まだ正解鍵が見付からない〜」とか言ってるなら、大博打を打ってもいい。
で、18300円。
シャブを打つように、その場しのぎのチームが出てきたら面白い。
と言いますか、自分がそうならないよう留意します。
2002.12.10
creative commonsのFAQの翻訳を12月8日取得版に差し替え。
かなり完成度が低いまま、眠いので見切りアップ。
言い訳すら破綻。
Seventeen Or Bust、ページから3rd Primeの話題がそっくり消えている。
掲示板のほうには残っています。
d.netのstatsにRC5-72の結果が反映されず、謎だったのですが、鍵サーバjp.v27.distributed.netとv2.9clientがやりとりしていました。
これが原因なのだろうか。
2002.12.7
Seventeen Or Bustが、更に更に299823桁・23番目に大きい素数44131*2^995972+1を発見。
成功が参加者を増やし、それが更なる成功を呼んでいるのでしょうか。
かくいう私も本日から走らせました。
Proxyにもsb.pns.net:1717にトンネルを通す形で対応できるのがいい。
2002.12.4
The NEO Projectが広告スポンサー募集中。
収入は全てバンド幅経費に。
フロントページ90日間100$は、かなり美味しいように思う。
The NEO Projectはclientソフトの高速化により最近のVersionでは、K6-2-400で10分程度でjobが終わってしまうという短さ。
それに加えて頻繁なVersionUp,しかもclientのサイズは4MByte弱。
clientのダウンロードについては既にミラーを設置しています。
次は、もっとjobの処理時間を長くする設定を持つことが理想なように。
Seventeen Or Bustが、更に素数65567*2^1013803+1発見。
今度はTeamBeOS Beyond氏のP4-2GHz。
これにはプロジェクト運営者の方もかなり興奮しているご様子。
「まだ15個素数が残っている。;-) 」
2002.12.3
Seventeen Or Bustが素数46157*2^698207+1を発見。
46157はシェルピンスキー数ではないことが確かめられました。
発見者は、TeamTNTのS0rcerer氏
LANパーティー(LANでマシン繋いで友達集めてネットゲーってやつですな)のために組んだAthlon Thunderbirdコア1GHz機が発見。
なんと、彼は、たったの11日間しかclientを走らせていません。
おめでとう! TeamTNT,S0rcerer氏,Seventeen Or Bust
レッシグたんのお話@東大ビジネスローセンター (2002.11.28 山形浩生氏のメモより)
この前、発売されたコモンズと語られた内容は結構重なる中、マンガ同人誌にかなり注目している。
マンガ産業がアメリカでは壊滅してるというのが一番の驚き。
そうなの?
creative commonsのほうは、12月16日に、お披露目会をやると、もう後には引けない状況に。
レッシグ氏の名前出てるけど、これのために帰国して、また日本に戻るのだろうか?
distributed.netが、RC5-72をベータ状態から正式にスタート。
と言っても、ベータクライアント(Release Candidate)がそのまま正式クライアントソフトに。
ベータクライアント(Release Candidate)をずっと使ってた人は、特に何も変わらず。
クライアントのダウンロードで、トラフィックが逼迫しない、巧いやり方かも。
statsは、まだ未整備。
2002.12.2
牛の餌代にCele1.4G追加
Athlon1.2GにRC5-64処理能力で及ばないと考えると、ちと辛いなぁ。
前の自作PCでもそうだったのですが待機電力の多さ(13W)が気になります。
安物の電源Box付ケース買ってるからだろうか。
グリッドコンピューティングはどの程度現実的なのか? (ガートナージャパン 栗原 潔氏 2002.7.5 atmarkIT)
ちょっと古いですがグリッドコンピューティングの将来について記載。
計算機センター,より電力ライクなコンピュータ資源の利用方法へ。
我々のよく知るところのコンピューターパワーの利用を想定した記載ですね。
産総研の関口グリッド研究センター長は、TCP/IPやブラウザのように機能し社会を変えるということを最近とくに語られているように。
コンピュータパワーばかりが注目されることに、むしろ不満をお持ちのご様子。
・「グリッド」は誤解されている〜産総研グリッド研究開発センター長・関口智嗣氏 (impressWatch 2002.9.20)
・グリッド最新事情 - Webサービスも視野に入れるグリッド(MYCOM PCWeb 2002.11.1)
・Back - 2000年 8月 - 9月 - 10月 - 11月 - 12月 - 2001年 1月 - 2月 - 3月 - 4月 - 5月 - 6月 - 7月 - 8月 - 9月 - 10月 - 11月 - 12月 - 2002年 1月 - 2月 - 3月 - 4月 - 5月 - 6月 - 7月 - 8月 - 9月 - 10月 - 11月 - 12月 - 1月
・Mat(mat-t@mh1.117.ne.jp)