的日記 2004年8月  先月 - 最新月 - 掲示板 - 分散コンピューティング - 素数 - cc
 デスクリ素数更に - デスクリ素数10万桁もう1つ,proth.exeのエラー - ロシアへ - PRPでの素数探索用リスト登録・job配信システム - 法的危機に晒された開発者・人々をサポートするEFF(電子フロンティア財団)的団体の必要性。ところでウイルス作者が法的危機に晒された時にもEFF的団体は支援すべきか?

2004.08.29 *  デスクリ素数更に
19960809*2^180358+1(54301桁 登録時3335位)
 これを見つけたのはMMXPentiun166MHzノート。


2004.08.27 *  デスクリ素数10万桁もう1つ,proth.exeのエラー
19960809*2^347142+1 (104508桁 登録時461位)
 前回と大して変わらない大きさですが、こんな短い間隔で見つかるとは。

 Celeron2.6GHzのマシンで、proth.exeで最終判定にかける時、
    「Error!!! (rounding or checksum or not enough memory.)」
 というエラーが出て止まってしまうことが。
 その時は、Options → Preferences → Don't use SSE2にチェックで再度1からスタートすれば、もうエラーで止まることはないはず。


2004.08.26 *  ロシアへ
 少しロシアのウラジオストクへ、8/20〜8/22まで行っておりました。
 ヨーロッパの町並み,日本の中古車(○×運輸なんて車がそのまま走ってる),韓国の家電製品(新しい建物にはLGのエアコン室外機が),中国からの観光客,若い市民(大学・専門学校が多いらしい)
 経済はルーブルが安定し、完全にルーブル経済に。

 片言のロシア語,英語(若い人が多いこともあってか「英語ができるか?」と切り出してくれる)で人に聞いて、親切にしてもらうと、日本に来る不慣れなビジターにも同じように親切にしないとなぁと、当たり前のことを思う。

 飛行機が連続でテロ(と思われる)で落ちて、空港の警備が厳しくなっていると言いますが、もう行きも帰りも,男も女も,手荷物検査の係員が、旅行者に接する時以外は、パソコンに向かってソリティアやってる状況は、もう見られないのでしょうか。

 コンバット老人閣下のエコールサミットに行けなかったのは断腸の思い。
 もうバウチャー(滞在先ホテルと飛行機の予約・先払い証明書)と共にビザの申請を出してる状態で、後戻り不能でした。
 行かれた皆様、お疲れ様でした。


2004.08.14 *  PRPでの素数探索用リスト登録・job配信システム
こっちで候補登録で、こっちが候補配信
 スクリプトも公開してます。

 掲示板での添付よりも便利にしたいという目的で作ったのですが、実用としては、まだ現実的でないレベルでしょうか?
 コンセプトの提案ということで(逃げ)


2004.08.08 *  法的危機下の人々をサポートする団体の必要性/ウイルス作者も支援すべきか?
 もうWinny作者47氏逮捕は三ヶ月前の話題になってしまいました。
 47氏のやったことがどうかに関わらず、巨大な組織によって法的危機に晒された、開発者を始めとする人々を、サポート・保護する仕組み,制度,財政的基盤、ようはEFF(電子フロンティア財団)のような団体が日本にも欲しい・作りたいという思いは日に日に強くなっています。

 新しい技術は、法律の想定を超越することがあります。
 もし何かグレーであったり白紙であったりする部分に抵触する ---しかも、本人の作るソフトは抵触しなくても、利用者に抵触する可能性のある使い方がされるような--- ソフトの開発を行う時、開発者が今回のような困難に直面させられる危機があっても、しっかりサポートできる仕組みがあれば、開発者の負担・心理的圧迫は少しは改善され、まだ困難に直面していない人々も、以前よりは臆することなく、より自由な発想に基づく自由なソフトウェアの制作・人々の行動が行え、社会を豊かにできるのではないでしょうか。

 1500万円ほどのお金が、Winny作者47氏支援のために寄せられました。
 Winnyという凄いツールを作った47氏だからこそ、この額は集められたものです。

 理念先行で作られたが実用性から見ると厳しいGnutellaは、現実の限界を示していました。
 Gnutellaは、「完全なP2P」が、実質困難なことを人々に証明していました。
 しかし、Winnyは、この完全なP2Pが、机上の空論ではなく、現実のシステムとして作用できることを自らのソフトウェアによって示しました。
 Winnyは、凄い。

 でも無名の開発者や、今、まったく新機軸のソフトウェアを作っているような人が、第二・第三の47氏のような法的危機に立たされた時、支援体制はここまで揃うでしょうか?
 これだけの寄付金が集められるでしょうか?

 そんな、これから出てくる人々のために、サポートできる団体はあったほうがいい。


 「またその話かよ。何、焼き増ししたようなこと言ってるんだ」と言われそうなので、では少し趣向を変えて、「ウイルス作者が法的危機に晒された時にも支援の手を伸ばすべきか」ということを考えてみたいと思います。

 まず、私個人の意見を言うと、ウイルス作者支援には反対です。
 でも、どうして反対なのだろうか。
 「迷惑をかけるから」「迷惑をかけることしかしないから」
 Winnyだって、権利管理団体から見ると、そのようにしか見えないかも知れません。

 そして、ウイルスに、ソフトウェアの拡散など、技術的に見るべきものがあったら、どうだろう。
 ウイルス作者を支援することで、より自由な開発を行う社会環境が整い、新たなソフトウェアの革新が起こるかも知れません。

 私のウイルス作者支援反対の理由は、それらを考慮しても、社会的にプラスであるかマイナスであるかで、圧倒的にマイナスだろうから。 そして人々の理解を得てEFF的団体は進むべきだから、人々から理解が得られないウイルス作者支援は、要は損だからと反対してるのかなと思います。

 でも、それでも、支援し守ることで、新たな革新が出てこないとも限りません。
 どんな凶悪犯罪を行った極悪な犯罪者にも、国選弁護人がつきます。
 自由なネットワーク・発想・行動が、新たな技術革新を生み、社会をよりよくしていくと考えるような人々なら、ウイルス作者に国選弁護人的な支援を独自で行う理由は無いのだろうか。

 米EFFはウイルス作者保護について、どう思っているのだろう。
 時間があれば調べてみたい。聞いてみたい。

 皆様は、「ウイルス作者が法的危機に晒された時に支援する」こと、どう思われますか?


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