的日記
2003.2.26
ちょうど3年になるDualマザーBP6の調子が、ここ2ヶ月ほどおかしい。
連続駆動させると数日で落ちてしまう。
BP6搭載コンデンサーの一部の容量に問題があり、有名な問題らしくTeamデスクリメンバーのコンバット老人氏も早々に交換していました。
これなのだろうか。
もう壊れてもいいマザーなので、cell computing終了後、そのうち交換にチャレンジしてみますか...
d.net RC5-64終了時と同じように、今またcell computing後のPCの身の振り方を考える時期に来ました。
今度はかなりのPCの電源を落として、一台だけLinuxをインストールしてUNIX系に触れて基本的な部分だけでも理解に努める予定。
2003.2.24
RSAttack 576
またRSA576もの。
英語化されてますが、メインはフランス語圏の人なのか。
アルゴリズムは自分では情報見つけられず。
cell computingには、参加者に、解析しているtask個別の情報を、何か一つでも提示したら、参加者同士のコミュニケーション面などでプラスになれたようにも。
SETI@homeは取得時間と経度・緯度が。
タダのtaskの通し番号でも良かった。
ずっと見ていてもグラフィックの意外性面も低く、その辺りがコミュニケート面で盛り上がりにくい点なのやも。
2003.2.19
インフルエンザ感染中につき、更新など滞ります。
ごめんなさい
2003.2.17
Generalized Fermat Prime Search、628808桁・世界で5番目に大きい素数62722^131072+1発見。
17orBustで追う立場ですが、更に突き抜けられてしまった。
GIMPSは、「世界最大素数Top5を発見」のバナーを書き換えないと。と、祝辞を述べています。
2003.2.16
一般企業にとってのグリッド・コンピューティング(1)有望技術だが2003年は過剰宣伝に要注意 (日経BP ITpro 栗原潔=ガートナージャパン 2003-02-13)
「科学技術計算向けグリッド・コンピューティングは流行期(要するにバブル期)のピークへまさに移行する段階」
ドットコム,プッシュ技術...これらで幸せになった人・団体がどれだけいるかを考えると、今、この時期に、グリッド・バブルへの警鐘は積極的に鳴らすべきだと自分も思います。
2003.2.14
Slashdot.jpのWikiPedia日本語版トピック
「googleがあるからいい」な意見に驚く。
「あ、そうか」という驚きと、
「そこまでgoogleに依存している私達は(今更ながら)大丈夫なのだろうか」という驚き。
今までの百科事典という言葉・形に拘る必要は無いのかもしれない。
関心空間を見ると、そう思います。
古い人間(要は自分)は、つい古い既存システムを、ベースだったり批判材料だったりにして新しい物を提示しようとします。
新しい面白いシステムの構築は無理でも、もっと敏感・貪欲でないと駄目だなぁと思います(自戒)
googleを筆頭にした検索エンジンは優れていれば優れているほど、自分の入れた言葉に関する情報が拾えるだけです。
偶然に知ることはありますが、その偶然を組み込む方向性ではなく、不要な結果として排除する方向に進んでいます。
検索キーワードがページでハイライトされる点から、ページに飛ばずにgoogleのキャッシュのハイライトされてる周辺だけを見るスタイルも増えてきました。
、
自分の知ってる情報に関する情報しか得られない。
まったく知らないことを得ることが少ない。
これがgoogleを初めとする検索エンジン、ひいてはインターネットの欠点と言う人がいます。
関心空間は、その欠点という主張に反論できる事例の一つになれるやも。
2003.2.13
ほぼ日刊イトイ新聞で1000枚限定販売していた谷川俊太郎 谷川賢作 kiss サイン・指ハンコ入りCDが届く。
送料込みでCD定価そのまま。
送付段ボールパッケージ他も軽く凝っている。
はて、これって販売側は儲かったのかな?と思うと疑問。
儲かる儲からないだと、こういうのは無理だろうな...
損はしないよう・手間に忙殺されないよう手伝ってくれる人も集められて、こういうことが出来る人・団体が色々出てくると、もっとInetは面白くなるわけですが...お金が絡むことで、こんな運営って大変だなぁ。
2003.2.12
尊敬する海外の情報サイトIDCPにcell computingの情報を送って、掲載・リンクしてもらえた。
嬉しい。興奮しています。
ずっと教えてもらうばかりでしたから、少しでもお役にたてたなら嬉しい。
cell computingと共にRSA eCompute ECM Projectについてもメールで情報を送ったのですが、以前はIDCPでも掲載されていたそうですが、プロジェクト運営者が解読は無理と決定したため削除。
今はプロジェクト運営者がECC2-109をやってることもあり、そちらのみ掲載していると教えて頂く。
オープンソース百科事典が10万項目達成──書物でもバザール方式は有効? (HOTWIRED NewsWatchers'Talk 2003-02-12)
Wikipedia 日本語版
GNU Free Documentation License (GFDL)の百科事典を作るプロジェクトの日本語版が。
ブラボー!!
2003.2.11
産の胎動: 大規模なPCグリッドネットワーク日本で初めて実験開始 = NTTデータ(Meme2003年2月号(No.3) 富士総合研究所)
昨日リンクした記事ですが、cell computingのプロジェクトリーダーにかなり詳しく聞いています。
「一〇〇台もマシンがあれば数テラフロップス程度の処理能力をもつことができる」
これは桁が違うような。1000台あるいは10000台の間違いだろうか。
ゲートウェイ社のよう(2002-12-11の日記参照)に、自社の遊休PCをまとめて利用させたいと名乗りを上げている日本企業が複数。
CPUパワーの想定も予測し易くセキュリティに責任を持つ立場も見えてき易いことから、外部パワーの商業利用としては、まずこちらから始まるのかな。
2003.2.10
[特集] 21世紀の産業フロンティアを探る 次世代型IT基盤 グリッド技術最前線(Meme2003年2月号(No.3) 富士総合研究所)
首藤さんに、この記事と、日経TRENDY誌2003年3月号の記事を昨日教えて頂きました。(ありがとうございます)
読み応えのあるグリッド特集記事です。
今書店で買える日経TRENDYのほうも、数ページで基礎的なことから用語までギュッとまとめて理解できてお薦めです。
日経TRENDYで一番面白かったのは、グリッドの課題として、日本IBMの方が、
「Internetにはwebというコンシューマーのニーズがあったがグリッドではまだ見えない」
個人向けのキラーアプリが無いということが課題だという認識をお持ちとは。
完全に個人の利用なんて一切考えていないのだと思っていました。
CPUもVideoCardもメモリも、もう普通のPCの利用用途としては十分過ぎる状態ですから、グリッドに限らず、今後、莫大なCPUパワー利用用途の模索が本格化するようにも。
とはいえ、それでも3年に1度買い換える時代は、もう終わるように。
cell computing、英語での非公式な紹介文
cell computingが始まる前は、「今まで海外から情報を受け取るばかりだったんだから、今度は海外へ情報を発信しなくては」なんて思っていたのですが、cell computing,creative commons開始,エコール新作発売などで、すっかり抜け落ちていました。
2chのUDスレで、22+n世紀を目指す名無しさんが、cellには英語ページが存在しないことについて触れていたので思い出す。
英文書く能力はかなり欠如しているので、今回、翻訳し易そうな日本語を和英サイトに入れて、出てきた英文で大部分が構成されています。
英語ページを見て下さる方、ごめんなさい。
もし、おかしい点がありましたら、(と言いますか、絶対あるに決まってる)指摘して頂きたいです....
cell computing側としては、日本での反応を探る面もある実証実験なので、海外の人が多く参加する事態は(ソフトウェア・webサイトが日本語だからあり得ないとは思いますが)、余り喜ばしくないのかも知れませんが...
2003.2.9
自由利用マーク (文化庁)
日本の文化庁から、こんなマークがリリースされるとは誰が予想しただろうか。
今のところ改変を許したりするマークは無いわけですが、意志表示の方法(マーク)は、まだまだ混沌とする程多いわけではなく、色々あればあるだけ良いと思う。
2003.2.8
ちーぴかさん主催のオフ会へ。
少し遅れた関西版 RC5-64完了&忘年会&新年会。
かにすき+牛肉しゃぶしゃぶ食い放題だったので、むさぼるむさぼる。
OGR-25でチーム代表IDを除いた個人では世界トップの模様の大型某射光施設のお方も参加。
投入台数は数十台だそうです。
OGRに戦力を集中させておられるんで、「ひょっとしてOGRはそちらの施設との関連が?」と聞かせてもらうと、「いや、全然」。
製薬会社の研究者で、論博をお取りになられる方のお祝いも兼ねていたのですが、
「一般参加型分散コンピューティングで、スパコンの代わりに使うという選択肢はあり得ます?」
と聞いてみますと、
「う〜ん、最終的にはトップが決めることだからな〜。ただ、何台投入されるのかが判らないから、1ヶ月で終わるのか,半年で終わるのか,1年かかるのか、しっかり予測できないのは厳しいね」
情報漏洩の危険性については「パテント・ライセンスとかで守れるだろう。公開されてるデータ使えばいい(うまく聞き取れず)」「現場としては(一般参加型分散コンピューティングを使うことに)問題ないように思う」とお聞かせ頂く。
2003.2.7
総計401名へのプレゼント (cell computing)
「プレゼントに余り欲しいものが無い」と、参加者からの評判は余りよくありません。
しかしお金はかかることに。
401名 x 送料500円として、送料だけでも200500円。
d.netのプロジェクトで参加者がもらえる額に匹敵します。
バクダンネットのように、総額10万円最高5万円のほうが、お金も手間もかからずインパクトも大きいわけですが...今回のはプレゼントといっても記念品的位置づけなのでしょうか。
一部の参加者だけが過度に得をすることへの問題意識,射幸心を煽って参加者を集めるというのはNTTデータの企業文化と相容れない部分があるのやも知れません。
cell computingが将来的には参加ユーザーへの金銭的支払いを考えていることからしても、多数の人々から送り先などの個人情報を得て,管理し,発送するなどの手間のかかることも実証実験の一つとしているのでしょうか。
余談ですが、バクダンネットチームは携帯向け無料サービス・登録等の手続が必要ということもあってか参加者は31名。
5000円以上当たる確率が今現在で、なんと35%。
これは美味しい。
締め切り前に駆け込み加入される懸賞ハンターな方々も当然おられそうなので、実際の当選確率は下がること間違い無しですが...
2003.2.5
creative commonsのweblogでも取り上げられていますが、「自由利用マーク」が今月上旬から、文化庁のWebサイトで配布し、普及に乗り出すそうです。
・著作物コピー可、マークでわかる 来月から文化庁が普及に乗り出す(朝日新聞 2003.1.25)
そろそろ写真でもcreative commonsのライセンスの元、公開を考えているのですが、うちのプロバイダのスペースでは限界なので、無料のinfoseekかgeocitiesでも借りようかと迷い中。
ライセンスはShareAlikeにするかPublic Domainにするか迷い中。
2003.2.4
パソコン普及率は高いけど……中国・広州市 (やじうまWatch 2003.2.3)
PC普及率6割でネット普及率6.5%。PCを何に使ってるんだろう?
私もそう思った。
でも、思い出してみれば7年少し前のWin95フィーバーの時、日本人もインターネットに接続しなくても、多くの人がPCを買っていた。
....今考えてみると、何のためにあの人々は買ったのか。
周りを見ると、まったくメインとなる使い道を見いだせないまま、使っていたように見えた。
2003.2.1
エンジニアtype 2003 vol.3(キャリアデザインセンター社)を送って頂く。
IT系技術者のためのキャリアアップ・転職・求人雑誌。
グリッドコンピューティングについてのWebサイトとして7つ掲載された中の1つとして掲載してもらえたのですが、グリッドについて、うまく全体像を掴める良いサイトが無かったようで、やはり、この誌面を作られた方も、苦労なさった模様。
グリッドの本流と言えるような、企業・大学・研究所などの組織内,又は組織を繋いでのグリッドコンピューティングに関するサイトはグリッド評議会とIT based Laboratoryのみで、後は一般参加型分散コンピューティングが。
「当サイトのグリッドへの取り組みについて」ということについてよく考えます。
メディアを見渡してみますと、「グリッド」という言葉と簡単な概念のみが盛んに露出しています。
で、グリッドに関する情報を求めて、うちのサイトに来て下さる方がいらっしゃるなら、失望される方が多いと思います。
これは雑誌掲載云々以前から、ずっと感じていることなんですが、で、申し訳ないので、何かもう少し、軽く掘り下げられるグリッドについての情報を、見て下さる皆様にご提供したいなと。
....そうは思うのですが...
グリッド・コンピューティングの本流は、まずはエンドユーザーに見えない形で進行するように思います。
それが本来の姿なのかも知れません。
地理的に分散したグリッド構築では、まずは、ストレージ・データマイニング(検索)を主眼に置いたものが多く行われるように思います。
Webからそれらのサービスを受けたり、複数のデータマイニングやサービスのシームレスに連携させた形での提供も多く出てくるんでしょう。
地理的に分散したCPUリソースの利用は技術的課題も多く、それ自体を研究の目的に半分据えているような形での利用・発表がこれからも続き、社会に本格浸透するのは、もう少し後に見えます。
コンピューターファーム(スーパーコンピューターセンター状態の所)からオンデマンドに利用する形が先に浸透するやも知れません。
そして主に企業・大学・研究所の中で進みまして、エンドユーザーが利用できる,利用して面白いものは当初は出てこないように思われ、それは、「見てるだけであまり面白く無い」で、今のところ、当方で取り組む予定が無いのです...
とはいえ、「TCP/IP・ブラウザのように機能し、社会を変える」と言われると、面白そうな気がします。
自由なライセンスの元、Globus toolkitの新しいものも出てきて、これを使って、面白いことを考える面白い人も出てくるかも知れません。
今、私の頭で個人がデータベース的利用以外で思いつくのは....
ユビキタス化が進めば、と言いますか、既に携帯電話の高機能化という形などで進んでいますが、持ち歩くそれらのちっちゃな機械で、高度な処理能力 -- 音声認識→他言語機械翻訳→音声回答とか -- が必要となった時、それを処理できる能力を組み込むとなりますと、発熱・サイズ・バッテリなどで難しい。
だから、データだけ転送して、家(あるいは足りなきゃ周りの)マシンで処理させて、データだけ返送してもらうとか。
この前、これに近い構想で、台湾のケーブルTVプロバイダだったと思うのですが、最近のハイスペック要求が著しいPCゲームを、ロースペックのマシンでも遊びたいというユーザーのために、ハイスペック機を企業側が揃えておいて、ゲームもインストールしといて、画像データだけをロースペックユーザーにブロードバンドで転送して、遊ばせるというシステムを提案していました。
フライトシミュレーターは難しいけど、大規模ネットRPGなら、なかなかいけるそうです。
impressWatchで見たと思うのですが URL探しても見付からないのが惜しい。
最初聞いた時は、「うわぁ、アホかいな〜(笑)」と思ったのですが、速い通信速度・固定通信費環境での超小型携帯端末では、この方向性は特に現実性を持つようにも。
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