的日記 4月 - 5月 - 6月
2003.5.30 *
Find-a-Drug、SARS2ndプロジェクト開始。 >>更なる情報
今度は本物のSARSウイルスプロテアーゼの3D構造で。(今も続いている初回のSARSプロジェクトは胃腸炎を起こすコロナウイルスでした。(5/7参照))
SARSウイルスプロテアーゼのデータを提供したのはHilgenfeld教授(リューベック大)。
Structure of Coronavirus Protease Could Lead to Anti-SARS Drugs (Medscapeのgoogleキャッシュ)
このRolf Hilgenfeld氏は、SARSコロナウイルスの複製(増殖)に欠かすことのできないプロテアーゼを見つけたそうだ。
で、今回はこのHilgenfeld教授と協力することで、解析結果はHilgenfeld教授のグループに利用可能にし、グループは、その解析結果を元に、蛋白質部位への結合を確かめるようです。
2003.5.29 *
d.net OGR-24の達成率は53.92%
昨日に比べて0.73%上昇。
やはりこれはリアルな値なのだろうか。
2003.5.28 *
nerf氏のplan (distributed.net 2003-05-27)
「私達は今、OGRの完成データを持つ」
statsによるとOGR-24が53.19%
解析済みのパーセントが出るようになってますね。
しかし終わったのだろうか?? 一体これは?? 謎です。
「将来もっと見られるようにする」
とのことなので、しばらく動きをチェック。
12^197-1(213桁)の因数分解を終えたばかりのNFSNET。
先日はIDLE状態だったのですが、今日は10^227-1がスタートしているのを確認。
2003.5.27 *
greph氏のplanによると、d.net公式ページにエスペラント語版が登場。
一体何故...誰のために...いや、AmigaOS版クライアントがあるんだから、エスペラント語版ページがあるのも当然ですね。
他言語版の更新が無理な状態と昨冬jt氏は語られていましたが、また更新できるようになっていたようで、日本語版のRC5も72bitの情報に。
「超クソゲー remix」はデスクリムゾン2・OXが表紙でもう発売されていた。
買うが、中身でデスクリムゾン・エコールに割いたページは無し。
総集編的内容。
2003.5.26 *
RIETI政策シンポジウム インターネット時代の著作権(2003-04-21)
第2セッション:「デジタル著作権と知的財産戦略」(動画)
林紘一郎氏(慶応義塾大学教授)が、creative commonsライセンス契約書の日本法への翻訳をやろうとしていると語っています。(6分30秒頃)
creative commonsの日本法人というかJapan Charter(日本版ライセンス認可)を作る。
それだけでなく、林紘一郎教授が提唱している(d)マークや、文化庁の自由利用マークも登録しても良いようならば、一ヶ所で見れるようにするという。
これがcreative commons国際化プロジェクトだったのか。
こりゃ本格的だ。
素晴らしい。
このシンポジウムには事前に皆が注目していたにも関わらず、1ヶ月遅れて知ったのは問題。
議論中、興味深かったのは、
「儲かるとなって色んなスポンサーが付くと、その分野が駄目になる」小倉秀夫氏(弁護士)(動画:53分頃)
自分もこれを感じていました。
日本では迫害されていると文化はパワーを持ち洗練される(過去の漫画・ゲーム・アニメ,最近のエロゲー)ように思うのですが、うまくこれを解説してくれる社会評論家はいないものか。
そうずっと思っていたのですが、小倉秀夫氏はこのことについて、こう解説しています。
ゲームは黎明期面白かったが、儲かる・日本の産業の柱になると色んなスポンサーが付くと、つまんなくなる。
グラフィックだけが綺麗な作品などができる。
何故そうなるかというと、お金を持ってるスポンサー(60代・70代とか)になる人達と、お金を払うユーザーとして使う人達との感覚が乖離している。
乖離してしまうと、スポンサーの目に判るとこばかり特化してしまう。
ゲームの場合はグラフィックの美しさを追求する。
プレゼンの段階で一部できてて判るのは、グラフィックが綺麗だということはスポンサーにも判る。
ゲームバランスが楽しいのかというのは、プレイしない人間には判らないから、そんなことにお金を掛けない。
面白い解説ですが、これはどうだろう。
まず、ゲーム作品に、そんなにスポンサー(出資者)が付いているのだろうか?
私は元ゲームマニアで、最近のゲーム業界は知らないのですが、そんな例ほとんど知らない。
グラフィック偏重を非難する声は、一時期、ゲーム批評誌などで喧伝されていましたが、実際に偏重していた作品はどれだけあっただろう。
近年の作品はゴールドラッシュがとうに過ぎ去った時代で、こなれた作品ばかり多く目立つように思う。
今では、「超クソゲー」を出版するのは難しいのではとさえハタからは見える。
事実、新作「超クソゲー remix」は、ファミコン〜プレステ2までの総集編的なものになるようです。
今週のゲームランキングを見ても、上位5位まで全てゲームボーイアドバンス。
売れない時代に合わせて、開発にPS2ほど多額の費用を必要としない物に大きくシフトしているのだろうか。
ゲームの今の問題は、**の○○版か、△△4と、どれも今までに体験した面白さで、ユーザーに飽きられています。
ゲーム業界はハード進化に伴う2D→3Dのようなパラダイムシフトももう無く、新しい面白さを提示できずに苦しんでいるようです。
そこで新しい面白さを編み出すために資金を投じてくれるスポンサーがいるかとなると、確かに、いなさそう。
とはいえ、グラフィックのプレゼンでお金を投じてくれるスポンサーがいるとは思えないのですが...
2003.5.24 *
Distributed Computing: Distributed Communities (OnLamp 2003-05-22)
この記事を書いたHoward Feldman氏は、蛋白質折り畳みを研究するトロント(カナダ)のシナイ山病院のシニア開発者---要はDistributed Folding関係の人物ですが、Distributed Foldingに偏らず、分散コンピューティングより、そのコミュニティ全般にフォーカスした、面白い記事です。
distributed.netは30万以上のユーザーを有す。そして現在RC5-72を約10000人のユーザーがcrunchingしている。
が、ただ退屈で、多くの人が流れて、そして他のもっと新しいDCプロジェクトに合流した。
けれども、彼らが去った時、彼らは何かを得た。
彼らは競争心とcameraderie(?。検索すると写真愛好家グループのページらしきものがよく引っかかる)の精神を持ち、彼らの共同体(チーム)に引き留めた。
グループ内に、サイト,stats(統計値)追跡,フォーラムを持ち、成長していた。
Ars TechnicaのようなPCマニアのためのニュースサイトチームも多い。
現在のDCプロジェクトは、もうどんな種類の物理的な賞も提供しないけれども、競争精神はまだ残っている。
statsはDCサブカルチャーで非常に真剣に受け止められる。そして不公平な統計値を持っているどんなプロジェクトでも多分無視されるであろう。
そしてチームの多くがローカルなstatsページを作るほどにまでいたった。
これらのページは、抜かれる予定日などの詳細・複雑な情報を含めて利用できる。
巨大チームは、しばしばチーム内でのミニ競争を準備した。
統計値から小さなゲームを行うことで、DCプロジェクトが参加者のためにいっそう面白く,可能性がある新規ユーザーに対していっそう魅力的になる。
数千人の人々が、statsを毎日チェックしコミュニティでの親交を楽しみDCプロジェクトにかなりの時間と努力を捧げてもよいのに対して、まだこのようなプロジェクトに参加は言うまでもなく分散コンピューティング(Distributed Computing)という言葉を聞いたことがないインターネット接続者が何百万人もいる。
分散コンピューティングの未来は、これらの人々に手を伸ばさなければならない。
Distributed Folding以外の、今までの色々な出来事を、よく御存じてすね、この人(笑)
これに近いようなことを以前から自分はたらたらと述べてきたように思うのですが、日本国内を見ると近年は沈滞感が。
「一般的にインターネットのWebサイトの寿命は3年」
というのをデスクリムゾンリンク集を始めて4年たった頃見て、納得したのを覚えています。
インターネット上のコミュニティの多くは、現実のコミュニティほど強固ではなく、消えてしまいやすいです。
寿命も短く消えてしまいやすいなら、新たなユーザー・コミュニティの構築を促進するような施策がもっと積極的に必要なように思います。
statsにコミュニティ育成の土壌としてもっと機能させるべきように。
安直な案で良ければ、例えば簡易な掲示板を各チームstatsに持たせることができるようにするなど...
2003.5.23 *
エコールの出すゲイゲームCOX-BAX、2ch同性愛板住人とやおい板住人の反応。
両板住人とも、原画作者をご存じの様子....どこにも記載は見られないけど、絵を見ただけで判るということは、その筋で有名な方なんだろうか。
受け入れられるのか,駄目なのか、まだ謎。
シャトレーゼ氏の話によると話題を集めた炎多留でも8000本程度とのこと。
Creative Commons-ユーザが積極的に「共有」するためのライセンス (IT@RIETI 澁川 修一氏 2003.5.21)
4/25にも触れた澁川修一氏のコラム。
「「共有」することでさらに倍加する創造性」と、国内での様々な事例について記載。
Copy cats and robotic dogs (2003.1.10)
真紀奈さんのところで知ったのですが、レッシグたんが日本の漫画同人誌についてSalil Mehraテンプル大教授の論文をかなり引用する形で寄稿。
「スマートな(賢い)ビジネスは、コンテンツの使用が「盗み」であるかどうかではなく、コンテンツの使用が(やがては少なくとも)役立つかどうかを問う」
として、SONYの弁護士が、犬ロボットaiboをジャズに合わせて踊らせたファンに警告した点について、
「告訴により、どれだけ利益を得るのか? 市場を拡大するのか? 消費者需要を掘り起こすのか? 経営者は問いただせ」
「経営者」とレッシグ氏は言いますが、株主総会でネチネチやってやろうという意識はレッシグ氏には無いのかな。私には少しあるのですが。(2002.8.20日記参照)
2003.5.22 *
creative commons - learn moreトップページの翻訳を公開。
これ単体では余り意味の無いページかも知れませんが...
白田秀彰 の 「インターネットの法と慣習」 第1回 そろそろ真面目に「法」について考えよう (Hotwired 2003.5.20)
ネットワーク上での規範やルールの事例を一般から募集。
ネットワーク上での慣習に、法的考察を行い、法的規範として構築とまでは行かないまでも目指そうという感じでしょうか。
面白そう。
具体的に自分の頭で思いついたのは、「掲示板のログの保存・公開」辺りでしょうか。
自分は10年以上前、パソコン通信時代からの流れで、これを受け止めているのですが、このことについて何か送れないものか。
2chのアスキーアートに関しても誰かに書いて送ってもらいたいところ。
白田秀彰先生を始めて意識したのは、恥ずかしながら、今年1月からの、勝手につける『コモンズ』への解説 あるいは 露骨な我田引水やレッシグ教授の『コモンズ』を読む──日本社会に投げかける問題からでした。
知った時、こんな法学者が日本にも存在したのかと興奮しました。
The Neo ProjectがWorld TSPという世界中の190万4711都市を回る最短ルートを求める巡回セールスマン問題への挑戦を表明。
それだけでなく....
MD5開発者からの連絡/興味が無くなったので、World TSPとProject Telluriumを行うためにも、MD5プロジェクトは中止します。
...
もう怒るというより、こんな感じ。
\ 厨房プロジェクトと言えば? /ナンダコイツ キモイモナー ヒイィィィッ
またNeoが \ ∧_∧ ∩ Neoだろ! / ∧_∧ ∧_∧ ∧_∧
中止だって \ ( ・∀・)ノ______ ./ ( ;・∀・) (; ´Д`) (´Д`; )
∧ ∧\ (入 ⌒\つ /|. / ⊂ ⊂ ) ( つ ⊂ ) ( ⊃ ⊃
(゚Д゚ )_\ ヾヽ /\⌒)/ |/ 〉 〉\\ 〉 〉 く く //( (
/ ̄ ̄∪ ∪ /| .\ || ⌒| ̄ ̄ ̄| / (__) (_) (_.)(_) (_) (__)
/∧_∧またですか・・・\ ∧∧∧∧ / Neo問題 - 興味・連絡が無くなったとMD5中止
/ (;´∀` )_/ \ < ま > RSA-576は非現実的な乱数からの試し割
|| ̄( つ ||/ \< N > 調べずに掲載する世界中の情報ページ
|| (_○___) || < e た > Neoのみならず情報掲載者の責任も重い
――――――――――――――― .< o >―――――――――――――――――――――
∧_∧ いったいこりゃ< か > ∧_∧プッ ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ;´∀`)どんな運営だよ・・∨∨∨ \ ( ´∀`) (´∀` )< 掲載者必死だな(藁
_____(つ_ と)___ ./ \ ( )__( ) \_______
. / \ ___ \アヒャ / ∧_∧ N\∧_∧ ∧_∧  ̄ ̄ ̄/.//|
.<\※ \____.|i\___ヽ.アヒャ ./γ(⌒)・∀・ ) e \ ;) ( ;) / ┃| |
ヽ\ ※ ※ ※|i i|.====B|i.ヽ /(YYて)ノ ノ o \↑ ̄ ̄↑\)_/ |__|/
\`ー──-.|\.|___|__◎_|_.i‐>/ \  ̄ ̄ ̄ ̄\め \俺 米独| | ┃
 ̄ ̄ ̄ ̄|. | ̄ ̄ ̄ ̄| / ||ヽ|| ̄ ̄ ̄ ̄|| ! ! \ .|_)
4、5日前には、
自らがコアとなるプログラムを書かずに、プラットフォーム運営に比重を置いて他者のプロジェクトを運営するのが、Neoのベストパターンかも知れない。
とまで思ったのですが、これは痛いです。
なんか思いつきで初めて、思いつきで止めてるような。
それに参加者が振り回されるのは、たまらない。
Neoのフォーラムを見るも誰も問題視していないというか、リリース以降に書き込んだ人がいないですね。
参加者のかなりは既にMD5 Challengeを行うNeoからは離れていたということでしょうか...
少しフォローしますと、「駄目だ」と思ったら、すぐに止める決断力・姿勢は他のプロジェクトが持たないもので、それが有効な場合もあるように。
何年も無駄にするよりは、非難を受けても、大きく梶を切るのが、必ずしも悪いとは言えないこともあるように...
2003.5.21 21:00 *
FightAIDS@Homeフェーズ1の成果に関する翻訳
MYCOM : HIVの薬耐性菌に対して有望とされるHIVプロテアーゼ阻害剤のTL-3の特性が、計算によって確証された
現在の当方 : TL-3が、現在認可されているHIVプロテアーゼ阻害剤から生じた薬剤耐性株に対して有望であることが示された。
共にEntropiaのリリースから訳してると思うのですが、TL-3はプロテアーゼ(蛋白質分解酵素)阻害剤では無いと思うのですが...こちらも言い切れる程の自信は無し。
Win2000機で登録して走らせたこともありFightAIDS@homeからニュースレターが届く。
60000台が参加し、ピーク時は、31兆/秒の計算能力(原文:31 trillion calculations per second)があったとのこと。
60000という数字はリアルタイムな実参加数なのだろうか。
ずっとFightAIDS@homeに参加していたわけではありませんが、私が知っていた頃の規模から考えると、これは桁が1つ多いような。
フェーズ2が現在始まっているのか、明確には記載されていないままよく判らないのですが、現在はフェーズ2の参加者集めの状態で、フェーズ2自体は始まっていない模様???
話変わって、creative commonsのFounders' Copyright宣言したというオライリーカタログも謎。
Founders' Copyright(アメリカ建国時代の著作権)は、やはり一律パブリックドメインになるとcreative commonsは記載しています。
なのに「オライリー社は、Founders' Copyright下で数百冊のタイトルを公表した。14or28年後にAttributionで公開する」と。
ひょっとして、私は勘違いしていて、今はAttributionで公開していて,14or28年で、パブリックドメインになるという意味なのだろうか。
そう思ってcreative commonsのオライリーカタログ先頭に上がってる.NET Framework Essentials, 2nd Editionのページを見ると、プレビューという形である程度内容を公開してますが(登録すれば全文読める??)、どうも現状はAttributionライセンスの元、無限の複製を認めるような状況では到底無いようです。
2003.5.21 0:40
使われていないPCのリソースでAIDS研究を - FightAIDS@Homeが第1段階終了 (MYCOM PCWeb 2003.5.20)
FightAIDS@homeがフェーズ1終了。 >>更なる情報
またSengent D2OLと同じく、非営利の研究所へプロジェクトの移管が。
ページを万年更新しないFightAIDS@home、ノーチェックでした。
フェーズ2用なのか不明ですが、現行版をダウン。
インストールしようとするもWin98機では駄目。
対応OSにはWin98と記載されているのに以前からそうでした。
Win2000機へのインストールは成功。
IE5.01以降でないと駄目なのですが、IE4のままインストールしたため、本当に成功なのかは不明。
外見は、以前のWebページを取り込んだクライアントソフトとほぼ同じ。
クライアントソフトはやはりEntropia社のソフトでした。
フェーズ2はもう始まってるんだろうか。
おいおい調べたいです。
2003.5.20 *
The Founders' Copyright アメリカ建国時代の著作権邦訳版、本日取得版に差し替え。
14年または28年の著作権の機能性を再現するために、contributor(貢献者・寄稿家)は1ドルで著作権をクリエイティブ・コモンズに売ります。
そしてその時点で、クリエイティブ・コモンズが14年(又は28年)間、contributor(貢献者・寄稿家)に排他的な作品のライセンスを与えます。
間違って訳したのではと今でも感じます。
もし皆が1$をもらうために何度も殺到(笑)すれば、すぐにcreative commonsの資金なんてショートするでしょう。
支払いはどうする。
登録料とかで、どっかで1$取って相殺するのかな?
creative commons側の狙いとしては、契約として本当に認められるのか曖昧なゾーンにいる今までのcreative commonsのライセンシングシステムから、実際に権利と引き替えにお金を渡すことで、この行為が契約として裁判所に認められるよう重みを増大させるというところにあるのでしょうか。
米国法は不明なのですが、まぁこの辺りはだいたい世界中で同じだと思うのですが、一方的にあげる贈与契約なんかだと、提供側が一方的に不利なため、普通の契約と比べて提供側に甘いように法律がなっていたりする関係で、契約としては色々不具合が生じるということだろうか。(3/3にもちょっと書きましたが)
それは判りますが、実際にcreative commons側がお金を支払うなんて。
やはり私の翻訳が間違っているんじゃないのかと不安。
Is It Right For Me?も、どう訳すべきなのか謎。
「私にとってどうですか?」
というのはやはり変でしょうか。
「私のためにそれは正しいですか?」
では、山形浩生氏みたいに「それぐらい自分で判断しろヴォケェ」の一言も言いたくなるやも。
良い訳・案がありましたら、この文に限らず、教えていただければ幸いです。
FAQも古くなってるので、4度目の差し替えも行いたい。
原本10秒ほど見て気付いたのは、「ボタンがGIFなのは嫌。PNGにしたい」というもの(笑)
まだFounders' Copyright(アメリカ建国時代の著作権)に関するFAQは整備されていないようで。
2003.5.19 *
SARSの拡がり方をシミュレートするEpidemic Alerts。
5月第3週(5/12〜5/17)開始と記載したまま本日を迎えましたが、今度は、5月第4週(5/19〜5/24)開始と表明。
そういうのって、ハタから見てても苦しい(笑)
トップページはSARS総合情報サイトで統計的情報を視覚的に提供していたりもするので、結果の公開にも積極的なようなので、広がる模様がどんなシミュレート結果か、視覚的に提供されれば面白いのではと期待。
14億光年かなたまで…国内最大望遠鏡が来年3月完成(読売新聞 2003.5.19)(同記事Yahoo提供版)
全国紙も取り上げだした。
当初2004年7月完成と言われていたのですが4ヶ月速くなってる。
二日前に届いた会報では、大まかな形状出しが終わった主鏡の写真が。
西はりま天文台のページで建設中のライブ画像も閲覧可能。
設立から13年、ずっと60cmの望遠鏡ですが、今年の8月の予約を見ると、既に今の時点でかなり埋まっているわけでして、2mができても、最初の頃に覗ける人はかなりの幸運の持ち主になりそう。
2003.5.18 *
Project Tellurium
The Neo Projectがテルル(原子番号52 Te)結晶の成長シミュレートを行う予定を発表。
The Neo Projectは、更にプラットフォーム指向へ。
RSA-576は停止したままですが、現実的な方法であるGNFS(汎用数体ふるい法)を組み入れるよう努力しているとのこと。
Gateway のグリッドサービス、最初の顧客と契約 (japan.internet.com 2003.5.14)
直営店店頭PCをグリッド化。
本当にPCの遊休能力利用のため採算分岐点がかなり低そう,ショートな利用も可能,セキュリティと言いますか責任の所在が明確と、利点は多そう。
ですが、もう顧客が見付かったのには少し驚き。
店頭PCというのは、最もリスクの高い場所にあるPCと言えるかも知れない。
顧客の米国糖尿病協会 (ADA) は2001年頃、UD社の次の一般参加型プロジェクト候補として、糖尿病との関連性が高い蛋白質に適合する分子を探すプロジェクトが語られていたころ、名前が出てきていたように。(ソースは見付からないため記憶違いかも。米国糖尿病協会内のPCでのグリッド構築はあるようで(2002-06-03))
Gateway社のGRIDシステムは同UD社が提供していますから、LAN内からの移行もまだスムーズなほうなのでしょうが、やはり当初は一般参加型を標榜していたのでしょうか。
だとしたら、何故辞めたんだろう?
セキュリティの問題なのだろうか,ネットワーク面の伝送速度の問題なのだろうか。
ですが、これらは当初から予想できる問題。
では、何故か?
一般参加型としては集客が見込めないと、UD側が蹴ったんじゃないだろうか。
UD社は当初(2000年秋ごろ)、Genetic Research Using HMMERという、DNA配列から類似の連続を見いだすワシントン大学との共同プロジェクトを行っていました。
cell computingが行っていたBOLEROとちょっと似てますね。
この頃のUD社は余り人々に知られていませんでした。
2001年4月、がん・白血病治療薬検証のIntel-United Devices CANCER Research Projectで大ブレイクします。
それ以降、UD社はプロジェクトの選択に慎重です。
Webページを収集して歴史を記録する(?)いや、新聞をスキャンした画像から文字を認識するOCRのようなことをやるんだったんだろうかのSaving Historyプロジェクトの予定も正式に記載(archive.org)されていたのですが、今では無くなっています。
そしてUD社が次に行ったのが炭疽菌騒動の頃、炭疽菌治療薬検証。
その次がイラク問題での緊張→イラク戦争と愛国心の高まる中、PatriotGRID(愛国グリッド/笑)と謳った天然痘治療薬検証。
両プロジェクトとも、時代の空気を意識して立ち上げています。
しかし、がん・白血病のインパクト以降、二番煎じ感も強いせいかマスコミの取り扱いも小さく、集客の伸びにも2001年春の頃程成功できているのかは不明です。
2003.5.16 *
IBM S/390(メインフレーム)が5750円 (2003.5.16 23:00時点)
IBMメインフレーム(現状渡し)、ヤフオクで売ってます (ZDNet 2003.5.16)
Q&Aのやり取りを見る限り、「タイムマシン売ります」系かと思いきや、どうやら本当に売るらしい。
どういう運命の巡り合わせで、この方はS/390のオーナーになられたのか。
そちらを聞くために5760円出せるかも。
2003.5.13 *
数体ふるい法による因数分解などを行うNFSNETが「リリース候補」という形でダウンロード可能。
NfsnetInit.exeでユーザー登録を行ってから、nfsGUIで起動させる必要が。
ユーザー登録後開始まで2分待たせるというのがちょっと面白い。
Find-a-Drug、今までやったコロナウイルスのJob6つ共Hit数ゼロだったのですが、7個目で、ようやくhit:1
2003.5.12 *
日立建機(6305)のCB(転換社債:株式に転換できる債権)は、もう売るべきか。今142.5円。
新規発行の時買ったのですが、130%コールオプション条項(転換価格より株価が30%上がったら、社債発行企業が社債の額面(100円)での買い戻しができる条項。コールオプション行使を宣言されると、額面償還される前に株式に転換してしまおうと投資家は行動し、企業は社債を支払わず増資したことになる)が付いています。
前に田辺製薬のCBで、やられてしまったことがあります。
コールオプション行使が発表されれば株価も下がり、10円程利益が飛んでしまった。
コールオプション以降、CBにも旨味がなくなってしまった。う〜む。
2003.5.11 *
すぐにMD@homeからレジスト最終確認用メール(自動送信)が来ていました。
メールにあるアクティベーションパスワード付URLを訪問すれば、IDが有効に。
ということでスクリーンショットも無事公開。
2003.5.10 *
MD@home(ロシア語)
このMDの意味は分子動力学のことのようで。
ドイツの分散コンピューティング情報サイトRechenkraftが取り上げていて存在を知る。
うちのIE5では、何故かうまくロシア語フォントをサポートできず(サポートできていても全然読めないので)露→英翻訳サイトを利用してなんとか読んで、プロジェクト内容は何なのか朧気ながら書きますと、
「オリゴペプチド合成物内の自然のL-アミノ酸の力学上の特性を調べる」??
まだまだよく判りません。
Windows用。
インストールするも、その後、ロシア語ページでユーザー登録の必要が。
そこでうまく行かず挫折。
これからしばらく時間を作れないので、更新等、滞りがちになりそうです。すみません。
Find-a-Drug、コロナウイルス(SARS)のJob1lvo-q4確認。
Find-a-DrugはJobの固さがまちまち。
99%からの残り1%が、今までの99%分よりも長かったり。
最初のコロナウイルスのJobはCele1400で34時間解析して終了。
二つ目のコロナウイルスは2時間で60%。
エコールのゲイゲームは、やおいゲーとゲイゲーの中間、どっちつかずで、両者共から満足・支持を得られないのではという意見が。
そうなのか。
なら片方に擦り寄るではなく、敢えてエコールらしく第三の道を模索して欲しい。
表向きの登場キャラは公式ページ通りで、ゲーム後半は、越前とかプレジデント真鍋の実写とか.............訴求対象が一桁もしくはゼロですね。
2003.5.8 *
Epidemic Alerts (香港の人工知能ソフト企業Artificial Life社)
分散コンピューティングでSARSのパターン解明に挑む (CNET 2003.5.7)
人工知能・人工生命的アプローチにより、SARSウイルスとその伝染病パターンの様々な局面の複雑なシミュレーションを行うことで、行動と病気の広がりのパターンへの理解を目指す。
またまたSARS。
2003年5月第3週(5/12〜5/17)スタートの予定。
今度はSARSへの薬の開発などダイレクトな形ではなく、広がり方のシミュレートなどがメインなので、分類するとしたら、医薬・分子生物学ではなく「その他色々」でしょうか。
調査予定が色々と記載されているようで。
全ての結果の公開を行うと記載し、5月第4週(5/19〜5/24)に最初の発表を行う予定と、積極的です。
SARSで地球人を含む宇宙生命の99.9%が先程死滅したとしても、今日は、それよりも大きな事件が。
エコールが今度はゲイゲームブランドを設立! (ZDNet 2003.5.7)
Windows用18禁ゲイタイトル 本格的ハッテン場出逢い系ノベルCOX-BAX (エコール ゲイブランドGIZMO)
うわわわわわわわぁぁぁぁぁぁ。
ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ひあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
落ち着け。
我々エコール信者は今、信仰を試されている。
でも、買えるか、こんなもん。
やおい向けではなくゲイ向け。
ニッチ過ぎて、ここはまだ大手エロゲーメーカーも参入していないように。
そこをエコールは狙ったとか。
越前言うところの、このやろぉ。くっそぉ。やりやがったなぁ。
何が、本格的ハッテン場出逢い系ノベルだ。(笑)
冷や水浴びせかけてやる。
ハッテン場の2割の人はHIVに感染しているとまで言えるかもしれない。
こんな危機的状況なのに、「Windows用18禁ゲイタイトル 本格的ハッテン場出逢い系ノベルCOX-BAX」など出してる場合か!!(笑)
で、真鍋社長はゲイなの?
2003.5.7 20:00 *
Find-a-Drug、今日の0:00頃には無かったページも既に完成。
SARSの主なタンパク質分解酵素の3D構造は、まだ実験によっては決定されていませんが、他のコロナウイルスに類似していることを示唆する証拠があるので、このプロジェクトでは胃腸炎を起こすコロナウイルス構造を選択。この酵素の触媒または活性部位は、タンパク質の標準的な機能に欠くことができないと考えられるシステインとヒスチジンの残留物を含む。これらの残留物の少なくとも1つと相互作用する小さい分子抑制剤を探す。
Ver1.21kも公開。
新クライアントには、呼吸器疾患,多発性硬化症の選択肢が登場。マラリアの選択肢も。
試しに呼吸器疾患だけを解析するよう設定して、JobをReceiveしてみるも、来たのはMethodology(方法論研究・アルゴリズムテスト)の1d8d-q2や1c1y-q1。
あ、ベータ版では、他のプロジェクトと違ってMethodologyだけは拒否できないようで。
アルゴリズムテストの形で、FarnesyltransferaseやRAFと、UDで懐かしい蛋白質が。
現在、SARSのJobは出回っているのか確認できず。
SARSの信号は青なので、出回ってるはずですが、確認するために大量にJobを受信するのは気が引ける。
2003.5.7 0:30
Find-a-DrugもSARSプロジェクト開始。
呼吸器疾患に関するプロジェクトって、SARSのことだったのか。
それだけでなく、結核・慢性気管支炎もスタートへ。(こちらは、まだのよう)
コロナウイルス重合タンパク質と,全く異なった他のウイルスと,人間の蛋白質で、重要な酵素であるタンパク質分解酵素の活動部位に結びつく可能性のある分子を数週間で何億個も試す。(多分)
私の理解力の足りなさに加えて、Find-a-Drug側の公開情報が少ないこともあって、いまいちこれでいいのか謎。
数週間でこれだけ処理するのが目標というか予想であって、数週間で処理終了というわけではないようです。
と言うことで、久しぶりにFind-a-Drugを走らせる。
D2OLと違ってFind-a-Drugのコントロールパネルで望むプロジェクトは選べるけど、具体的に今、なんのJobをやっているかは、Job info見ても判らないのね。
あ、TARGET:1KHR-Q4とかの表示をページと対照すれば判るのか。
まだ呼吸器疾患系プロジェクト(含:SARS)では、このJobとの対照ページができておらず。
1f45-q2が自分のマシンの解析待ちに並んでいることを見ると多発性硬化症がもうスタートしていたようで。
公式ページの多発性硬化症の表示も信号で言う青状態でしたね。
最新版のソフトをダウン・インストールするも呼吸器疾患(Respiratory Diseases)の項目は存在せず。
選ぶとしたら、Otherなのだろうか。
が、Otherを選んだら、多発性硬化症のJobが来てる。
Find-a-Drugのリリースの日付は2003-05-07。
現地時間で5/7になれば、配布するのだろうか。
2003.5.6 *
SETI@home日本語邦訳ページが、最近繋がらなかったのですが本日回復。
またまた移転かと本家の他言語ページ案内見たついでに、ドイツ語版SETI@homeを見ると、でっかく「NO WAR」
掲載することについてドイツ人参加者同士でオープンな議論の上で決定されたのならともかく、もしそうでないなら、ページの公式な翻訳という位置づけで、自らの信条の表明をほぼ全員に見せようとする姿勢には疑問です。
個人的には、各国のSETI@home公認翻訳ページもお国柄が出ていて、こんな感じのほうが面白い。
2003.5.2 *
Sengent社のD2OLが、SARSプロジェクトを開始。スクリーンショット,WIREDの記事(2003-04-30,英文)
D2OLのWebサイトには、現在、Sengent社でなく、Sengent社のシステムを使用して結節性硬化症のプロジェクトCommunityTSCを運営しているRothberg研究所により運営されているという謎な表明が。
WIREDの記事によると、半年前にバイオテロ探索プロジェクトも含めてD2OLの全ての運営を引き継いだと記載。
そういえば以前、CommunityTSCのForum内のアナウンスメントにおいて、「私は今日、Sengent社からRothberg研究所に移った....」という内容のポスト(2003-02-24)があった。
何故、このような大規模な移管が。
Sengent社としてはアピールとしての分散コンピューティングとしては、ほぼ目的を達成し、これ以上の運営はコストが気にかかる,自分達にとってはどうせ1円にもならないのだとしたら、非営利な運営団体による運営のほうが疑念を招かないというところでしょうか。
2003.5.1 *
cell computingが繋がらない時のアイコン表示
UDでいうbacking-off状態の時のアイコン。
メイン機がresultバグを吐き出す関係上、余りcellインストール機に触れていることは少なかったこともあり、初めて見た。
P2Pウェブインデキシング、検索の実現可能性 , 分散検索エンジンは可能か? (Yublog 2003.04.23)
Jnutella.orgを設立された方のblog。
P2P検索エンジンの問題点が浮き彫りに。
Grubはインターネットをクロールしてインデックス情報を集めて来る部分だけを分散化して、ストレージも検索システム自体もP2Pな運営をするわけではないと思っていたのですが、余り興味が無く当方では調べておらず。(すみません)
ただ、それ故に、ページが更新された部分だけの差分データをclientがGrub運営側とやりとりするだけで、帯域・ストレージ面の負担も少なく、更新反映スピードをGoogleに対する利点として強調していたように。
「分散ハッシュテーブル(DHT)で30億のウェブページのインデックスを管理するには60テラバイトのディスクスペースが必要」
Googleのカネをかけない斬新なシステム構築 (梅田望夫氏 2003.04.18)
によりますと、Googleは100000CPU,261000台のHDDを積んだ54000台のサーバで、30億程のページからの検索サービスを運用しているようです。
1サーバに付き平均2CPU,5HDD。
Googleはブレードサーバがずらっと並んでいるイメージがあったのですが、ブレードサーバで1皿5HDDなんて製品あるんだろうか。
それはともかく、1HDD:100Gとして26PByteのストレージ,平均1.5GHzとしてクロックベースで150THz。
そのサーバが1台30万円としても162億円。
ネットワーク部にも多額の費用がかかっているでしょう。
ベクトル型地球シミュレータが400億円ですから、安いとはいえ....
この言葉を言って嘘つきになる人を、のべ100人以上見てきたし、私自身10回以上嘘つきになってきたが、やはり、
今年の阪神は違うんじゃないの?
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