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LYCOSがSPAMサイトへのDDoS攻撃ツールを配布 - OGR-24が終了
2004.11.27 * LYCOSがSPAMサイトへのDDoS攻撃ツールを配布
欧州Lycosがスパムサイトを「DDoS攻撃」するスクリーンセーバ配布(ITmedia 2004-11-27)
凄い時代になりました。
古くは、1989年、中国で、民主化を求める市民・学生が、軍により武力弾圧された時（天安門事件）、中国政府当局は、TVで「反革命分子」に関する情報提供を呼びかける放送をしました。
その放送には、情報提供用の電話番号が記載してあり、世界中から、情報提供を阻止するため、その電話番号に、今で言うワンギリが殺到し、当時のパソコン通信には、デーモンダイヤラーまでが登場しました。
私達は、法律がSPAMに対してそれほど機能しないことを知っています。
SPAMとの闘争において、技術と機転による軍拡いたちごっこが続くと考えている人は多いでしょう。
SPAM業者は、普通、転々とし、自らの正体を隠そうとします。
彼らは、DDoS攻撃をされても被害届など出さないでしょう。
だから攻撃する。
これをネット上の社会・人々はどう捉えるのでしょう。
防戦一方を迫られていたSPAMサイトに対し、攻めの１手として積極的に評価する声も出てくるでしょう。
「ポータルのLYCOSがやって、俺たちがやっちゃ駄目なんてことない」ということにもなるでしょう。だからLYCOSのやったことは一線を越えてるという声も出てくるでしょう。
「SPAM側がホスティングサービスを利用していたら、他の利用者にも迷惑が掛かる」
「ホスティングサービスの選択において、SPAMサイトをホストしてる所はリスク要因であるとの意識が広がれば、ホスティングサービスは、SPAMに厳しくなる」という議論も出てくるでしょう。
皆がSPAMに迷惑していることから、LYCOSが行っていることが、犯罪的行為であるという当然主張されるべき激しい非難は思ったより少なくなるのではと私は予想しています。
私的制裁をWeb上の中心ともいえるポータルが推し進めると、どうなるのだろうか。
これが問題解決方法として認知されていくようになるのだろうか。
その時、法を守る公的な立場は、どう出る。
法治国家を守る彼らとしては、私的制裁を認めるわけにはいかないでしょう。
ITmediaの記事は、「ある意味SETIに似た仕組み」と記載します。
このSPAM攻撃サイトには、JOIN THE FIGHT AGAINST SPAM!との見出しがついています。
私達はこの一文をよく見てきました。
今まで、SPAMの部分はCANCERであったり、AIDSであったりしました。
毎日SPAMにうんざりしている人々の中には、SPAMサイトを攻撃する戦いに、今までの分散コンピューティングプロジェクトにはない、直接的な利益の享受を見いだす人もいるでしょう。
これが受け入れられていけば、LYCOSのやり方ではぬるいと思っている人々もいるでしょう。
そして、そんな人々を吸収する新しいDDoSプロジェクトも表だって勃興してくるでしょう。
そうなると、対象はSPAMに限らなくなっていくように思います。
DDoSが普通の人々の選択肢の一つになる時代。
大きな、時代への提案，時代の転換点になるのかもしれません。
2004.11.2 * OGR-24が終了
nugget氏のplanより。
ようやく終わりました。
４ヶ月で終わると思いきや、４年。
gregh氏のplanによると、この解析で得られた最短ゴロム定規(OGR)は、こんなのだそうです。
今回の24マークもCDSで求められていた既知の最適に近い値のものが、最短であると判明しました。
その「最適に近い値のもの」が、いつ判明していたかというと．．．1967年だそうです。
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