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クーリエジャポン(COURRiER Japon)という雑誌
2005.12.30 * クーリエジャポン(COURRiER Japon)という雑誌
COURRiER Japon クーリエジャポン(講談社の公式サイト)
世界中の新聞・雑誌の記事を日本語に翻訳して載せまくる雑誌。
と言いますか、吟味して翻訳して掲載すること以外しない雑誌。
こんな雑誌が出てたんだ。
色んな国の視点からの記事が多く見れる。こりゃいいね。
日系アメリカ人のネオコンにインタビューするのは、アルゼンチンの新聞。
秋葉原と日本の漫画を取材し、自国の日本に影響を受けた漫画やインドネシアでのコスプレを取材する記事はインドネシアの雑誌。
年間1200本の映画が作られるナイジェリアのノリウッドを取材するイタリアの雑誌。映画館での上映じゃなくてビデオ販売がメインで、1〜2週間で海賊版が出るから、売上は最初の1〜2週が全て。だから10日間で全て撮影して予算2万ドルらしい。
反米で頭角を現すベネズエラのチャベス大統領にインタビューするブラジルの新聞記事に、現状のチャベスの状況説明が加えられていても、何か途中から始まっているようで、なにがなんだか感があるのはご愛敬か。
また、サッカーの日本代表の記事が多いのは、日本人の興味を考えると致し方なしか。
この雑誌の希望の持てるところは、安いことです。
価格は480円なので、まぁ、普通かなというところですが、制作費の安さは、特筆すべきものになっているように思います。
コラムも無い,表紙を飾るモデルもカメラマンもいらない(表紙も海外の記事を利用),著名人へのインタビューなんかも自分たちでは行なわない。
記事の選別と、海外記事の版権支払と、翻訳費用だけです。
今まで、日本では硬派なニュース雑誌というものは、ことごとく失敗しているように見えます。
DAYS JAPANは頑張ってると思う。
でも、DAYSは正統的な、今までどおりのしっかりした雑誌の作り方を踏襲している。
それでは、今までと同じように立ち行かなくなる可能性があるのじゃなかろうか。
雑誌のクオリティとは関係なく。
だから、まったくやり方を変えて、ニュースを多角的な世界の視点から見せる雑誌が登場した。
安い制作費で、これは潰れにくいと思う。
ライバルは同コンセプトのインターネットサイトが登場したときでしょうか。
続いて欲しい。
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