運営 | World Year of Physics 2005(物理学の世界年2005) |
プロジェクト内容 | LIGO(Laser Interferometer Gravitational Wave Observatory アメリカのレーザー干渉計重力波検出器)のデータから、パルサーから発生している重力波のデータを見つけだす。(パルサーは高速回転する中性子星のことで,周期的な電波信号を出す天体だが,星が完全な軸対称形でなければ,特有の重力波も発生していると考えられている)(記述修正:2004.3.11) |
形式: | boincを使用。タスクトレイ常駐型,アプリケーション,スクリーンセーバー |
備考 | World Year of Physics 2005の一環として、2005年早期に開催予定。100万人の参加が目標。(記述:2004.3.9) |
運営 | ラザフォードアップルトン研究所(イギリス)と、David Stainforth氏(Oxford大)など |
プロジェクト内容 | 世界的な気候変化をモンテカルロ法(確率的な現象を利用して各種の数値計算を行い、問題の解や法則性などを得る方法)を用いてシミュレーションする。 BBCの記事によると、晩夏より最低8ヶ月間、1950年から2050年までのシミュレートを行う予定。参加者はプログラムされた惑星の周りを飛んで、どのように気象パターンが変化するか見ることができるように。(追記:2002.5.9) プロジェクト開始。ロンドンのScience MuseumでPublic Launch(一種のセレモニー)も開催。BBCの記事(2003-09-12)(追記:2003.9.12) |
賞金 | 無し |
対応OS | Windows。Linux,UNIX版も予定。 |
備考 | climateprediction.netで登録者からランダムに選抜する形でベータテスター募集中。正式リリースは2003年春の予定(記述:2002.12.23) 自らの解析による予想結果を、温度・降水量等で色分けして視覚的に体験可能。例:温度による色分けのTemperature cell map(追記:2003.9.12) data policyページ設置。 プロジェクトに参加してサーバー上に格納されたデータは、サーバー所有者の所有物です。サブプロジェクトの活動を妨げずに、リソースを利用できる場合、アップロード・サーバーに送られたデータは制限なしで利用可能になるでしょう。(追記:2003.9.16) 英自然環境研究委員会(Natural Environment Research Council) や英貿易産業省(Department of Trade and Industry)から資金援助を受けていると表明。(追記:2003.11.8) 最初の気候変動予測を発表。解析された5000resultの中で最も標準的データとなったRunID:74958を、時間の推移と共に折れ線グラフで気温・降水量表示。この他、特異な結果も記載。(追記:2003.11.8) |
日本語での情報 | ・地球温暖化:分散コンピューティングで今後を予測(毎日Interactive 2005-01-27) |
運営 | 個人による模様 |
プロジェクト内容 | 298億個の光子の動きをシミュレートする(記述:2004.4.19) |
形式 | Javaを使用したコンソール+アプリケーション型。 |
対応OS | Windows,MacOS,Linux |
備考 | 最終期限は6月1日。それまでに送信を。2週間毎の送信を推奨。(記述:2004.4.19) |
運営 | ワシントン大学 化学学科 理論化学グループ Hannes Jonsson教授のグループによる |
プロジェクト内容 | 原子の動きをシミュレートする。(多分)(記述:2002.3.14) |
形式 | スクリーンセーバー(Folding@homesにも使われたMithralのサーバ・クライアントキットを使用) |
対応OS | Windows,Linux |
運営 | カンザス大学 生物多様性情報科学研究センター(Informatics Biodiversity Research Center at The University of Kansas)の後援による |
プロジェクト内容 | 地球上の生物多様性に関する予報(予言)的な電子地図を構築する。地球の動植物種が今どこに生息しているか,どこに潜在的に生息可能だったか,どこに・どのように世界の異なる地域を横断して広がることができたか、各々の動植物種の生態学的なプロフィールを計算して、種が発見された所を地図に表わし、どこに各々の種が潜在的に生息可能だったか予測する。(記述:2003.4.26) |
対応OS | Windows,Linux,Mac |
備考 | 現在ベータ段階(記述:2003.4.26) Individual Members → View Your Profileで、自分が解析した個々のデータ全ての、生物種が何処に生息していたかの予想結果をグラフィックで確認可能に。(例1,例2) (記述:2003.6.25) |
運営 | カリフォルニア大学バークレー校宇宙科学研究所内(University of California Berkeley Space Science Laboratory) |
プロジェクト内容 | 速いパルサー星,地球外文明からの信号,ブラックホール蒸発の証拠となる短い広帯域の信号を探す。(記述:2002.12.31) |
対応OS | Windows,Linux,Solaris,MacOSX (BOINCを使用) |
備考 | ベータテスターは時折募集している模様。サーバ側の問題で現在停止。元旦以降復旧。(記述:2002.12.31) 公開ベータテスト本格始動。まずはアカウントを制作してメールでアカウントキーを取得し、その後、ダウンロード→アカウントキーを入力してインストールする必要が。(追記:2004.1.24) 公式ページというものは存在せずBOINC Beta Test Pageが辛うじてその機能を。(追記:2004.1.26) |
日本語での情報 | ・SETI@homeの今後の方向(SETI@home邦訳公式ページ) |
運営 | 香港の人工知能ソフトウェア会社Artificial Life社 |
プロジェクト内容 | 人工知能・人工生命的アプローチにより、SARSウイルスとその伝染病パターンの様々な局面の複雑なシミュレーションを行うことで、行動と病気の広がりのパターンを理解する。 |
対応OS | Windows2000〜(要.NET framework) |
備考 | 調査結果は全てこちらで発表。2003年5月第4週(5/19〜5/24)に最初の発表を行う予定。(記述:2003.5.8) |
日本語での情報 | ・分散コンピューティングでSARSのパターン解明に挑む (CNET 2003.5.7) |
運営 | CERN(ヨーロッパ合同素粒子原子核研究機構)の50周年記念イベントとして |
プロジェクト内容 | CERN(ヨーロッパ合同素粒子原子核研究機構)のLHC加速器(Large Hadron Collider 陽子-陽子衝突型加速器)の中を進む粒子を軌道の安定性を調査するためにシミュレートする。通常、リングの周りを10万回ループする60の粒子を一度にシミュレートする。 光線が、とても長い時間安定した軌道で残っているのか、制御を失いコースを外れて飛んで真空チューブの壁に飛び散る--現実に起きたら機械を修理のため止めることになる非常に重大な問題-- のかを試す、このような計算を何千回も繰り返し、光線が安定する条件を綿密に計画する。(記述:2004-09-04) |
対応OS | boincを使用。当面はWindowsに限定。(記述:2004-09-04) |
備考 | 1000人のベータテストに限定。既に1000名に達したのかアカウント制作は現時点では行っていない模様。正式公開は、CERN50周年記念日の9月29日を予定。(記述:2004-09-04) |
運営 | ミュンスター大学 理論有機化学 Grimme教授のグループ(ドイツ) |
プロジェクト内容 | 分子の反応経過を予測するための量子モンテカルロ法(確率的な現象を利用して各種の数値計算を行い、問題の解や法則性などを得る方法)をテストすることで、量子化学において普遍的に用いることの出来るように発展させる。(記述:2006-03-22) |
対応OS | boincを使用 |
運営 | 個人による |
プロジェクト内容 | パイ中間子からミューオンへの放射性物質崩壊チャンネル等をシミュレートする。(多分)(記述:2002.4.9) v4〜4.05のソフトウェアに問題が発覚。次期クライアントソフトであるv4.1は2002年7月頃か,それ以降公開予定。それまでプロジェクトは休止に。(追記:2002.5.28) v4.11が公開。プロジェクトは再開。(追記:2002.6.2) ・Stephen Brooks's Website Distributed Particle Accelerator Design v1:パイ中間子から可能な限り効率的にミューオンの粒子線を作り出すよう磁石のチャンネルを設計する(記述:2002.1.8):約150人が参加し2002年3月4日終了を確認。 |
対応OS | Windows(ソースコード付),Linux |
形式 | アプリケーション,バックグラウンド動作版も。解析結果を電子メールで手動送信の必要がある模様(v1当時) |
運営 | 個人による模様 |
プロジェクト内容 | 非営利の分散コンピューティングプラットホームの構築を目的に、チェスをプレイできる人工のニューラルネットワークを創造する。(記述:2002.1.25) |
形式 | スクリーンセーバー(表示されるチェスのプレイは過去の名勝負で、解析とは関係なく、ただの飾り) |
対応OS | Windows |
運営 | 個人と、それに協力する数人のボランティアによる |
プロジェクト内容 | 巨大なチェスをプレイすることができるコンピュータの構築。(記述:2002.6.13) |
対応OS | Windows,Linux(なるべくブロードバンド接続環境とのこと) |
備考 | プロジェクト運営者にメール送信しシリアル番号を貰わないとインストールできない模様。 現在ではメール送信の必要は無く、ただインストールするだけで動作可能(追記:2002.8.17) 2004年1月30日に、一人の人間に対してゲームをする最初の分散ネットワークとなり、「最も大きいネットワークで繋がれたチェスコンピュータ」(the largest networked chess computer)としてギネスの世界記録を獲得。参加者には証明書発行サービスも。 - 公式記録サイト(追記:2004.4.22) |
日本語での情報 | ・仮想スーパーコンピュータ、チェスのグランドマスターに挑戦(Japan.internet.com 2004-01-13),スポンサーTurboLinux社プレスリリース(2004-01-08) ・2070台のコンピューターが人間とチェス対戦、ギネス記録達成(WIRED 2004-02-05) |
運営 | 数人レベルの個人の集団による模様 |
プロジェクト内容 | フラクタルな炎の動画の作成。(記述:2001.5.5) |
形式 | スクリーンセーバー |
対応OS | Linux,Solaris,MacOSX,Windows |
備考 | 参加者は広帯域接続者のみ。 電子芸術国際会議2002(名古屋 10/27〜10/31)に展示(追記:2002.11.24) ドメイン紛失するも復帰。ドメイン喪失劇はWIREDの記事(2002-11-02)に。 creative commonsライセンス(Attriburion-Share Alike:作者名表示&同様に共有すること)提示により、掲載されている作品を他者が自由に使えるように。(追記:2003.6.6) 新クライアント公開。旧サーバはまもなく閉鎖予定で、新クライアントへのバージョンアップを呼びかけています。(追記:2004.4.15) |
運営 | POV-Rayユーザーをメインにした非営利な個人の集団による模様。 |
プロジェクト内容 | CG映画(最低30分以上)のレンダリング(3次元画像生成)を行う。(記述:2001.5.14) 現在では、30分以上という目標は掲げていない模様。(追記:2003.8.1) |
形式 | レンダリングアプリケーションのPOV-RAYと、それをコントロールするIMP Farmアプリケーション |
対応OS | Windows又はLinuxでPOV-Rayをインストールしている環境。レンダリングにはフリーウェアのPOV-Rayを使用。インストール時にPOV-Rayエンジンのパスを指定するだけで専門知識は不要。 |
備考 | 完成した動画の閲覧が可能。(記述:2003.7.30) パブリックドメインプロジェクトと記載。自らがレンダリングを完了したCG画像を残すことも可。(インストール時のオプション,又はimpfarm.iniをkeepframe=trueと書き換える)(追記:2003.8.1) 毎回ファイルの上書き関連で確認窓が出るのを防ぐ場合は、POV-RAYのOption → Script I/O Restrictions → No Restrictionsに設定。 POV-RayのPriority(処理の優先順位)はデフォルトではNormalに設定。他のソフトが遅くなる場合は、POV-RayのRender → Render Priority → LowerかLowestに設定変更を。(追記:2004.2.22) |
運営 | サセックス大学研究学生の個人による模様 |
プロジェクト内容 | 次世代自己診断型コンピュータ回路を遺伝的アルゴリズム(生物の遺伝と進化のメカニズムをモデル化した確率的探索・学習・最適化の手法)を用いて設計する。(記述:2003.8.5) |
対応OS | Windows,Linux,UNIX (JARファイル) |
備考 | 最も良い結果は、Webサイト上で公開,将来書く論文に記載予定。 |
運営 | 有限会社i42 Informationsmanagement |
プロジェクト内容 | ニューラルネットワーク(人間の脳神経の働きを模倣した超並列的な分散情報処理システム)を構築し、株価指数の未来の傾向を予測するために、株式市場のチャート(株価の変動を記録したグラフ)と指数を分析する。 古いデータでそのニューラルネットワークを訓練するが、将来的には実際のチャートから予言を導き出す。(記述:2001.5.3) |
形式 | スクリーンセーバー |
賞金 | 無い模様。しかしプロジェクト参加者は、このプロジェクトによる予言にアクセスできる予定。 |
対応OS | Windows,Linux |
備考 | 英語版のクライアントソフトは英語版のWebサイトでのみ配布。(記述:2003.10.28) |
運営 | 実質Sengent社 |
プロジェクト内容 | 金融市場の分析。(投資家向け投資提案機能は動作しているものの、プロジェクトは不明)(追記:2002.7.20) |
対応OS | Windows |
賞金 | 取引の好機をユーザーに知らせる機能が(多分)。抽選で毎月誰かに賞金を出す構想も。将来的には参加者が、リスク査定・持ち株診断等のアドバイスを得られるようにも。 |
備考 | 現在は評価Version。分散処理への参加よりも、投資家向けの投資提案機能に重きを置いているようにも。 海外の情報サイトには、消費者向け情報製品として、リンクを見合わせるところも。(追記:2002.7.20) Windows版clientソフトの一部で運営サーバ側と過度の転送が行われる問題が発生し、自動アップデート機能も使えないため、再度1からダウンロードしインストールするか、必要なファイルを加えて指示通りにアップデートをして欲しいとの発表が。(追記:2002.7.24) |
運営 | ミュンヘン工業大学内(ドイツ) |
プロジェクト内容 | 人口遺伝学のMullers Ratchetと呼ばれる方法を用い、突然変異による絶滅を起こしうる遺伝子を解明し理解を深める。(多分)(記述:2001.5.12) |
形式 | Windows版はMS-DOSのクライアントソフト。 |
対応OS | Windows,MacOS |
備考 | 未解析データはweb上から手動でrun.txtに名前を変えた上で保存し、結果の送付はEメールに添付して手動でメール送信する。 |