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このプロジェクトの原点は、私が素数と素数探索に興味が 有ったという事が第一ですが、もう一つ、高校生に大学の 研究活動を少し体験してもらおうと言う「インターンシッ プ授業」もひとつの契機になっています。徳島県立城北高 校と徳島県立徳島東工業高校の学生さんを6人、1年間預か って(といっても、原則一週間に60分だけですが)、高 校の単位を与えて、研究(勉強)してもらおうというもの です。直接的には、マンツーマンに近い形で、研究室の大 学院生に見てもらうのですが、その題材として一昨年から 素数探索を扱い、昨年の3月にプロジェクトを立ち上げまし た。システム自体の構築は、大学側がかなり面倒を見ます が、運用のアイデアや管理はできるだけ高校生に行っても らうことを考えています。
あまり、数学とか数論、素数に興味のない方でも、楽しみ ながら、できればコンピュータやネットワーク、そして数 学に興味を持ってもらえるように、いろいろと楽しめる仕 組みを作ろうと考えています(分散環境の研究という枠か らは、かなりはみ出ますが^^;)。
半分、おふざけの「素数占い」というのも、その一つで、 30桁以下なら瞬時に素因数分解するアルゴリズムを用いて、 素数占いを行っています。その日の自分の「数」というの を適当に作って、それの素因数を調べて、占いの「種」に するというものです。
JSEC2003の神林さんが、このwebでも活躍されてますが、 ぜひ高校生の皆さんが、数学や情報科学に目を向けるように なれば、と考えています。
#私が高校生の頃(1978年)、アメリカの2人の男女の #高校生が当時のパソコンを使って、世界最大のメルセンヌ #素数を発見しました。6500桁の素数です。かなり #衝撃的でした。
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