デスクリムゾン アドベンチャープック

No.4

 越前とアンリは、阪急梅田駅に向かって歩いている。ムービングウォークにさしかかったところで、
「阪急梅田駅って、ちょっと離れてるんだよなぁ。アンリ、疲れてないか?」と越前が声をかける。
へへへ、勇気正義感ともに平均以上である以上、やっぱ子供の事に気を使わないとな。
「うん。僕、平気。あっきれいなお姉さんがいる〜。」

 「このガキ色気づきやがって」と思いながらも越前が顔を上げると、柱の大部分にコナミ直営ゲームセンター「チルコポルト梅田茶屋町店」のポスター、それも、ときめきメモリアル柄のものが張ってあった。
「なんだぁアンリ、お前その年で2次元がいいのか。お前自体は一応ポリゴンなんだから、かなわぬ恋でも、バーチャファイターのサラとかにしとけよ、せっかくだから」
「え〜〜〜、でも、あのポスター欲しいなぁ……」

 う〜ん。子供の希望なんだし1枚とってやるかな。しかし一応公共物だし、それに子供のわがままをきいてやるのは良くないかな……さてどうする

  • ふとした事から友情を交わしたアンリのためだ。せっかくだから取ってやるぜ

  • いくらときメモとはいえ公共の場の物だ。無視するぜ


    注:)阪急梅田駅に向かうためのムービングウォークに、ときメモポスターが張ってあったのは97年6月頃の事です。今から行ってもありませんので、ご注意を(^^;


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