デスクリムゾン アドベンチャープック
No.2
そうだ!ダニーだ!実業家なんだし金を持ってるあいつに頼めば……
「ダニーダニーダニーにおまかせ」俺は思わずそう口ずさみながら、ダニーにコレクトコールで国際電話をかけた。
コレクトコールのオペレーターのギャルが、相手先に伝える俺の名前を聞いてきたので、「コンバット越前」と堂々と言うと、「プッ」と笑いやがった。カッとしたが、すぐにいつもの冷静さを取り戻す。そう俺はいつも抑えている性格。ダニーとの依頼・交渉もこの冷静さで取り組まなければならない。
*トゥルルルルル……*
「はい。ダニーインターナショナル社長秘書室です。」
「コンバット越前だ。ダニーいるか?」金を借りるというのはやはり緊張する。思わず声がうわずってしまった。しかしいつもとそれ程変わりないのは不幸中の幸いだった。
「あいにく社長は現在、『サロニカ町興し:佐藤もクリーチャーも全員集合!』イベントの実行委員会として会議に出ております。もし秘書の私でよろしければ用件を承りますが……」
くっ、『ダニー金貸して』とはさすがに言えない。どう切り出す………
「特に用件は無いんだ。久しぶりに元気にやってるか、かけてみただけなんだ」と言う
やはり「金貸してと伝えてくれ」と言う
デスビスノスがサロニカの町を襲った時、何もしなかったことについてちょっと脅す
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