エコール社設立十周年記念

国会図書館にデスクリムゾン寄贈へ

最終更新日99.2.22

 このページ、デスクリページというより、国会図書館への寄贈の体験記になってしまいました。他のCD-ROMなんかを国会図書館に贈りたい人(いるのか?そんな人)の参考になれるとこれ幸いです。

  • 何故、国会図書館へ?

     「出版物を発行したら国会図書館に納入するように」と、まぁ一応、国立国会図書館法により規定されているのですが、CD-ROMは範囲外で、日本電子出版協会の協力で細々と集めている状態だそうです。
     で、その日本電子出版協会ですが、エコールはもちろんセガも入っていないようです。
     という事は、デスクリムゾンが無い可能性が濃厚です。いけませんな〜〜。これ持ってないと、ゲーマーとして威張れませんよ(ぉぃ
     国会図書館とたいそうな名前を付けていても、デスクリムゾンが無いと、どうもピシッと締まらない感じがするので、エコール十周年を祝って今回の寄贈とあいなりました。


  • 贈り方を調べる

     国立国会図書館のwebページを見ても寄贈方法については記載がありません。電子メールで問い合わせようかと思ったのですが、ページに関する事以外駄目との事。しょうがないので突き動かされるように電話。

     スムーズに進む会話。向こうもデスクリムゾンが欲しいとあって丁寧です。


  • 調達と郵送

     向こうの受付先や方法が判ったのでブツを調達します。中古でもOKなのでしょうが、やはり美品を寄贈しようと思い新品を購入。
     新品4500円……くっ、こんな物(ぉぃ)に、こんな大金を出すとは……
     でも、エコール十周年。せっかくだからの精神を忘れるわけにはいかず、デスクリだけだと寂しいので、ぱっぱらぱおーん、せがた三四郎真剣遊戯、ドリーム・ジェネレーション(SS)と一緒に2月15日の夕方に「国立国会図書館 一般納本係」に郵送しました。添付書類には寄贈する旨と寄贈物リストと住所氏名を記載。
     これでもう、こちらがやる事はありませんです。葉書が届くのを待つのみです。



    寄贈確認の葉書到着

     2月22日に「お礼状」が届きました。

     Matへの宛名面の下には、贈ったソフト名が記載。
     国会図書館の人も、「デスクリムゾン」と書かされるとは想定外の出来事だったでしょう(笑)



     内容面には礼文が。
     これで全てが完了しました。
     いや〜良かった良かった。
     国会図書館は何でも集めるし、だぶれば余所の図書館にそのうち回すと思ってはいたのですが、「図書館は寄贈されても収集計画に沿わない物は送り返すように」なんて図書館関連の本を読んだら書いてあったので、

     「デスクリはクソゲーなのでいらないでぃす」

     と、送り返されたら、十周年記念の祝賀行事なのに失敗報告で、おまけにエコール4作だぶり所有では困ってしまう状態でした。


  • 利用するには

     図書館にある以上利用したいですが、国会図書館では貸し出して家に持ち帰るようなサービスはしてないそうです。かといって図書館側が、サターンと電源とTVとバーチャガン(パッドにこだわる方はパッド)を用意してくれるとは思えません。そう、現状の最大限可能な行為は、ただ見るだけ(笑)。
     もしかしたら設置されている端末にCD-ROMを入れて中身を見る事が出来るかも知れません。しかしデスクリムゾンを聴く・見るためのプレイヤー類は整備されていないでしょうからファイル一覧を見るだけに終わりそうです(^^;
     「特定の機器の上でなければ起動しないパッケージ系を利用するための機器の整備、保守等についての方策も検討されるべきである」と納本制度調査会中間答申では言ってるので、将来的にはサターンも整備される方向に……なるといいですね(^^;

    あ、そうそうNHKのニュースにデスクリを映すことに成功

    次回はアメリカ合衆国連邦議会図書館です。(嘘)
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