しかし人が多いな。デスビスノスとの戦いの時と同じようにキョロキョロしてるが、結構広いし大変だぜ。
「あの〜。すみません。」
幼い声……と言っても越前のあの幼い声とは違い本当に子供の声で、なんとあの怖い出立ちの越前に声をかけてきた子供がいる。
「なんだぁ、このガキはぁ」
「僕、アンリ」
「橙色と緑色の服なんてセンス無いぞ、坊主」
「僕、エコール社に行くために阪急梅田駅に行きたいんだ。ねぇ、連れてってよ」
「お、エコールに行くのか。俺もそうなんだ。お前みたいなガキがエコールになんの用があるんだ」
「うん。この前、ぱっぱらの仲間で新年会やったんだけど、みんな声が似てて、誰が誰なのか判らなかったんだ。だから、エコール社に頼んで、声優増やしてもらうんだ。」
「そうか〜〜エコール社も1作目は、2作目ほど洗練されてなかったって話だもんな〜。よし連れてってやるぜ。俺もエコールに用があるんだ」
「わぁ、ほんとう?じゃあ行こうよ、はえおとこ」
バーーン
「じょ、冗談だよ冗談。びっくりしちゃうなぁ」
「さぁいくぞアンリ。せっかくだから」
「うん」