シェルリード端子YRT-01 / シェルリードYR-01
\2,400(税別本体価格) \3,300(税別本体価格)
弊社では本製品のシェルリード及びシェルリード端子と同時にMCカートリッジのYC-2を発売しております。弊社ではそのYC-02の開発過程で各種のシェルリードなどを試聴する機会があり、シェルリード及びそのコネクターが大きく音に影響していることを実感致しました。最近はアナログの最盛期とは異なりその生産量が限られるためそれらの線材や端子の種類が限られ、なかなか良い物が手に入りにくいのが現状です。特にコネクター端子が貧弱で、真鍮の板を曲げてリード線にかしめて取り付けてあり、その強度や接触抵抗の点なども満足できません。それらの線を交換するにも端子部分が強度不足でうまく取り付けられませんでした。弊社では以前から多くの真空管ソケットを製造しており、それらの製品開発技術を応用して、バネ製に優れた隣青銅の丸棒から削りだしたコネクター端子を製造する事に致しました。シェルリード端子はアーム側が直径1.0mmφ,カートリッジ側が1.2mmφと非常に小さく、製作はかなり困難でしたが本製品YRT-01は精密で信頼性の高い製品としてできあがりました。端子はできるだけ短い方が使いやすいため、長さは共に6.5mmとしています。仕上げは音質重視で、非磁性の下地を施した上に1.0ミクロンの極厚の金メッキを施しました。端子のリード線の取り付け部は半田付け専用とし、確実に接続可能な構造としました。使用できる線径は0.8φという極太の物まで使用可能としています。お好みの線材をご使用ください。ただし端子が非常に小さいですので精密な作業が必要です。技術に自信のないお方は同時発売のシェルリードYR-01をご使用されますようお奨め申し上げます。
シェルリードのYR-01の線材には極太のテフロン被覆銀メッキ銅線を採用しています。このテフロン線は弊社がアンプなどに使用しています線で、MIL規格に基づいて製造され、耐久性に優れ電気絶縁性も最高の線材です。弊社ではこの線材の太さが太い物をできるだけ短い状態で使用しています。リード線の太さはAWG(アメリカンワイヤーゲージ)22という太さで、断面積は0.38スケあります。それらの線はかなり太くて硬いため、最初からフォーミングして取り付けやすくなっています。シェルリード線に貧弱な物を使用した場合、エネルギー感の不足した貧弱なサウンドとなります。YR-01の線材の太さはご使用のカートリッジの持っているエネルギー感を最大限に引き出してくれます。
シェルリード端子YRT-01の半田付けの仕方について
シェルリード端子YRT-01は非常に小さいためその半田付けにはこつが必要です。弊社がお奨めする方法をご説明します。まずラジオペンチをご用意いただき、そのグリップ部に輪ゴムを巻いてラジオペンチの先端が閉じるようにし、テーブルの上に置いておきます。
そして、そこにYRT-01の端子のスリットが入っていない方を上に向けて挟みます。そこに使用される線材の被覆を約3mmだけ剥き、そこに挿入します。そしてその端子と線材の境目部分に半田付けをします。被覆がビニールなどの場合はうまくしないと被覆が溶ける場合があります。半田の量はできるだけ少な目にしてください。また線材の長さは短い方は使いやすいですので全長1.5cmから2cmくらいがお奨めです。使用されるはんだ鏝は20〜30Wクラスの小さめのタイプがよいでしょう。
その作業を両端とも行い、その後、線材を使いやすいように曲げてください。そのとき、端子部に力が加わらないようにお気をつけください。実際のリード線の曲げ方は弊社のYR-01を参考にしてください。
YR-01 規格
種類:シェルリード4色セット(端子付き) 長さ約1.5cm
線材の種類:テフロン被覆銀メッキ銅線AWG22 (断面積約0.38スケ)
端子の材質:隣青銅・非磁性下地付き金メッキ1μ
価格:\3,300 (税別本体価格)\2,940 (税込価格)
YRT-01 規格
種類:シェルリード端子・1.0mm用4個 、1.2mm用4個のセット(リード線無し)
端子の材質:隣青銅・非磁性下地付き金メッキ1μ
価格:\2,400 (税別本体価格)\1,995 (税込価格)
お問い合わせ(Inquiry): shige-y@mh1.117.ne.jp
担当(Charge):山本(Yamamoto)
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