エコール社設立十周年記念

ここで彼らは神になった

デスクリ開発時のエコール跡は今

(1日目・2日目)


実態を知る2日目

 3月1日(月)。はい。今日もここです(笑)
 昨日はとんだ門前払いを喰らいましたが、今日こそ聖域へ。

 今日は1階から攻めます。


 現実的な大阪の人の選択の結果なのか、この辺り、自転車利用者がとても多いです。
 それに合わせてか地下道などもちゃんと自転車向けにも整備されているのは立派。
 神の住まわれたこの塔の管理者は、聖域内自転車通行禁止と書かれていますが、びゅんびゅん飛ばされます。


 1階から無事エレベータのドアも開いて中へ。まずは入居者看板をチェック。日立製作所やNTT等、やはり私の中のエコール像を裏切る名前が更に並ぶ中、25Fを……
 あれ、19Fまでしかない。25FでのKOT汚染が酷く20F以降は放置緩衝区域に設定されているのでしょうか。
 エレベータに乗ってみるも、ボタンは20Fまで……そんな、そこまで隔離する必要があるのか??……それとも、この5F〜19Fの大企業どもは、25Fの神を蔑視する人種隔離政策まがいのことをやり続けているのか……

 流石におかしいと昨日も見た全体図をよく見て、5〜19Fまでが「1番街オフィス」で、23〜25Fが「ベイタワーレジデンス オフィス」であることが判明。
 なるほど、ビルの顔となるようなオフィス街とは別枠の、かなり上に住んでいたのか……これには納得。


 ショッピング街とホテル入口の間に、申し訳なさそうに開いている「ベイタワーレジデンス入口」から中へ。
 レジデンスのオフィスとマンションの入口は同じで、大量に並ぶポストに、今までの雰囲気とは違い少し面食らいます。
 急にエコールくさくなってきました。


 余り聞いたことのない名前の企業名がずらずらと並びます。これでこそエコールです。
 しかし、25階だけで14分割されているようです……かなり狭いのでは?(笑)

 写真撮影中、OLのお姉さんが、かなり不審そうに見ながら中へ。
 ご安心下さい、私はクリムゾナーです。(信じられない程めちゃめちゃ怪しい)

 更に進みます。入口には受付と受付嬢が。俯き気味なのをこれ幸いとエレベーターホールへ。


 エレベーターホールも簡素です。エレベーターは確か2基。入居人数に対して、このエレベーター数は少ないように思えます。
 毎日、エコールSTUFFは、ここでエレベーターを待ちながらデスクリムゾンの構想を練っていたのでしょうか。
 エレベーター前のゴミ箱には、コンビニの袋に包まれたゴミがゴミ箱から溢れて顔を見せており、「タバコを入れないで下さい」との乱雑な注意書きが。急にモラルまで低下しています。
 目指すは25F。


 25Fに到着。写真はエレベーター周辺です。
 ここが聖域。ここを我らの神々は、デスクリムゾンのことで頭が一杯になりながら、いつも闊歩していたのでしょう。そして、その間に、彼らは他の人々が決して所有できない宇宙レベルのセンスを得て神へと昇華されたのでしょう。

 まずは、光が漏れている方角へ。


 25階からの外の背景も、やはりなかなか壮観です。
 下に高速道路が見えています。金を出して阪神高速を走って、エコールから見下ろされるとは、なんという屈辱(笑)


 25階の入居者看板です。
 神が住まわれた「2513」には、別の会社が入居しています。「コンピューターマネージメント(株)」という、これまたコンピュータ関連の企業。
 現在の入居社は、ここで神が生まれた事に気づいているのでしょうか?教えてあげたいけど、この場所を気味悪がるのを恐れ、控えておきます。


 3つ上の写真を左に行くと、一直線にビルの反対側まで突き抜けています。
 写真では見えないですが、右側の壁だけでなく左側の壁にも同様にドアが並んでいます。一面7分割x2で14分割です。
 これは完全にマンションの一室モードですね。昨日は神を誤解していました。やはりエコールはエコールらしさを失っていません。
 通路は細めで、大人2人がすれ違える程度になっています。
 当時、ここを一日中往復していれば、エコールSTUFFと何度かすれ違えたことでしょう。

 通路の反対側にも行ってみましたところ、通路の反対側にもエレベータが。しかし、この階では止まらない、単なる飾りのエレベータ……。神の住まわれた2513は、この飾りのエレベータに近く本物のエレベータに遠いです。恐らく25階でも安めの予感がします。

 デスクリムゾンの音楽に関しては誰が作ったのか明確には判らない(それでもエコールがMIDIを公開できたりする事から恐らくエコール社内)のですが、「ぱっぱらぱおーん」の音楽はエンディングのSTUFFテロップを見ると真鍋社長自らが担当されています。このドア間隔からして、音楽制作当時、お隣りにまで「ぱっぱらぱおーん」やデスクリムゾンの音楽が鳴り響いていた可能性が強いです。なんてラッキーな奴!!>隣接入居社


 入居社のドアです。大部分の入居者のドアは壁に平坦に設置されているのですが、入口近くの場合はへこんだ形に。Matの影がまぬけですね。

 何故「2513」を映さなかったかと言いますと、撮影当時、エコールの番地を覚えていなかったためです(^^;
 マンションの入口かあるいは、平坦に設置されているドアに関しては周りの雰囲気からいって一部署への入口といった感じです。
 壁の双方が扉と言うこともあり、通常のマンションと比べて人の出入りはかなり激しいです。おちおち写真も撮れません(笑)


 ドアのアップです。プレートの下には、普通の住居のようなドアホンが。そしてドアの下には新聞受けも。マンション用を無理矢理オフィスな感じがしますね。

 神は何故、こんな一室に甘んじてまで、ここまでの好立地を望んだのでしょうか。
 1つに、Mr.真鍋が見栄っ張りだったという事が考えられそうです。
 しかし、さすがにここでは狭く、アルバイト用の学生狩りにも好都合な池田市石橋町に移転したとも思えそうです。

 これで今回の目的は一応達成しました。中に入りたいですが理由が理由なので入らせてくれそうにないです。というか向こう様の仕事を中断させて、そういう理由を説明するのは流石に凄く嫌です。入居社によっては、ドアが半開きのままの所もありました……誘っているのか?


 その後2階に戻り、再度受付前を通って外へ。受付嬢は相変わらず俯いたままです。まぁこれは好都合。受付前を出て、ショッピング街等に通じる大通路に合流する通路で監視カメラ発見。なるほど、これで今までの愚行を逐一監視していたため受付嬢は目を合わせたくなく俯いていたのか(笑)
 もう来る事は多分無いし、開き直って受付嬢の写真も撮っておけば良かったです(卑劣)

 これで今回の巡礼は終わりました。エコールの後には既に別の会社が入っており、望み薄とは思いながらも期待したエコールの残骸(エコールのプレートの変色痕等(笑))は何一つありませんでした。
 しかし、デスクリムゾンがどんな場所で開発されたのかを知る上では意義が大きかったと思います。


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