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この滝は村岡の道の駅で食事をとった後、隣合せにある観光案内所に立ち寄った際、壁に
飾ってある滝の写真の中に「御滝」と言う聞きなれない滝の写真があり、早速に尋ねた所、
近くの矢田川フィッシングセンターの御主人が撮った写真で、滝の在所に関しては解りづらいので
直接行って聞かれたらどうかとの事・・早速に伺いました。丁度、御主人が在宅で、滝に関して尋ねた
所、解りにくいので近くに住まわれている方に案内させましょうと仰るので、慌てて辞退したものの
折角、姫路から来られたのだからと電話をしてくれました。来られる間、滝の話や釣の話に花が
咲き、おまけに御主人が自ら打った蕎麦まで御馳走になり、本当に恐縮至極でした。
また案内して頂いた方も凄く親切な方で、雨中にも関らず嫌な顔もされず、写真を撮っている間も
傘をかけて下さったり、大変助かりました。滝は地元では信仰の対象として崇められ、また祭礼も
行われていたとの話しでしたが、アクセス的には難があり、案内がなければ絶対に解らない所に在る
上に車一台がどうにか通れる山道で、特に今回は雨の影響で凄い泥濘状態。四駆でなければ完全に
アウトでした。しかし、滝への参道前は開けており、そこからは滝まで苔生した石段が続いています。
途中に本滝と間違える程の滝も落ちており、神秘的な趣を漂わせた場所です。本滝は社の後の
玄武岩状の黒い岩肌を落ちています。話によると、昔は水量が多かったそうですが、今は用水に
取られて少なく、祭礼の時のみ堰をして滝に流すそうです。良い滝だけに本来の姿を是非見てみたい
ものです。 滝もさることながら、今回は人の親切が心に染みる滝行きでした。
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