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日本の呪い、東洋魔術

日本の呪い東洋魔術

呪詛

東洋魔術

日本での呪術は、仏教、神道などの祈願、祈祷と言った願掛けによる呪詛が主流となります。陰陽道は自然哲学思想、陰陽五行説など宇宙観があり西洋魔術と共通する点も御座います。

平安時代、怨霊、御霊信仰に対抗する経緯をたどり陰陽道は頭角を現しまた。陰陽道の陰陽師は呪術、占術で災難を回避する術を天皇家、公家に提供して地位を高めていきました。


式神

陰陽師の式神

陰陽師の呪術には式神があります。式神は荒ぶる神、妖怪であったとも言われています。人間の「善悪」を監視する役目を担っていました。多用途に渡り不思議な力を備え陰陽師は丑の刻参りを式神を操り行っていたとも言われています。邪神を使役して憑依させると恨みをの相手を祟っていました。


 午前0時を子(前後1時間)
2時間ごとに下記のように
子 午後11時〜午前 1時
午前 1時〜午前 3時
寅 午前 3時〜午前 5時
卯 午前 5時〜午前 7時
辰 午前 7時〜午前 9時
巳 午前 9時〜午前11時
午 午前11時〜午後 1時
未 午後 1時〜午後 3時
申 午後 3時〜午後 5時
酉 午後 5時〜午後 7時
戌 午後 7時〜午後 9時
亥 午後 9時〜午後11時

丑時参り(うしのこくまいり)

一般的な作法は、藁人形に呪いたい相手の体の一部(毛髪、血、皮膚等々)または写真、名前を書いた紙を入れる。
五寸釘を打った藁人形の部位に呪いをかけることができると言われています。

白装束を身にまとい、顔に白粉を塗り、頭に五徳をかぶってそこにロウソクを立て、一本歯の下駄を履き、胸には鏡、腰には護り刀、口に櫛を咥えて神社の御神木に憎い相手に見立てた藁人形を毎夜五寸釘で打ち込む。丑の刻参りを他人に見られると、参っていた人物に呪いが跳ね返って来る為、目撃者も殺してしまわないとならないと伝えられる。
地方の伝わり方により掟、作法は違ってきますので注意が必要。


丑の刻って何時?

昔の時間の見方で丑の刻は午前 1時〜午前 3時



呪いについて

世界の国々で様々に行われている呪い。
古代より現代に至るまで呪いは絶えることなく伝承、受け継がれています。